皆様へのお願い
＊現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 前回の続きですね。情報まとめ
⬜︎ ご年齢：39歳
⬜︎ 持病：子宮腺筋症(子宮内膜症)
MRIにて診断
→ レルミナ5ヶ月服用
⬜︎ 現在の治療：第一子の不妊治療で、
保険診療で体外受精中。
⬜︎ 流産歴：2回
妊娠5週、妊娠6週
(自宅流産で絨毛検査はできず)
→体外受精
夫婦染色体検査：異常なし
第Ⅻ因子：133.6
抗CL IgG：5.8
抗CL IgM：3.4
抗β2-GPI IgG：5.3
抗β2-GPI IgM： 3.1
LAC：1.0
ﾌﾟﾛﾃｲﾝS活性：90.5
ﾌﾟﾛﾃｲﾝC活性：107
PT秒：11.3
PT %：95
PT-INR：1.01
APTT：29.7
ﾌｨﾌﾞﾘﾉｰｹﾞﾝ：256
血糖値,インスリンも正常値
⬜︎ 治療歴：
2020年
子宮鏡検査→異常なし
卵管造影検査→検査なし
2021年 9月(36歳)
採卵1回目※自費
2021年12月(36歳)
1回目移植→陰性
2022年3月(37歳)
2回目移植→流産1回目
5w2d胎嚢確認後、
3日後に自宅流産
2022年8月(37歳)
採卵2回目 ※保険
2023年3月 (38歳)
3回目移植→流産2回目
6w3d心拍確認後、
翌日に自宅流産
2023年6月〜9月
不育症検査、MRI
子宮腺筋症の診断
2023年9月〜2024年1月
レルミナ
⬜︎ 凍結胚盤胞：5AA、3BC×2
移植法
“生理2日目〜ジュリナ1日3錠
生理16日目に内膜9.5ミリ
生理18日目〜ルティナス朝昼夜（1日3錠）
生理23日目に胚移植”
子宮腺筋症と黄体ホルモン
黄体ホルモンの、
流産・早産予防の機序(仕組み)として、
以下の働きをご説明しました。
子宮の筋肉の、
収縮を抑制する働き
子宮頸管の、
早期の熟化を抑制する働き
抗炎症作用
必要な黄体ホルモン製剤
子宮腺筋症の場合は、
本来であれば、
黄体ホルモンの、
飲み薬・注射・腟坐薬を、
使って補充する事が望ましいです。
黄体補充として、
最も重要となるのは腟坐薬
というのは大前提ですが、
子宮腺筋症で流産が多い場合は、
併用が好ましいです。
子宮頸管の早期熟化も抑制
子宮頸管の熟化とは、
子宮頸部が柔らかくなり、
子宮頸管が広がる事です。
いわゆる、産道ですね。
適切な出産時期に、
柔らかくなる事が正常の状態ですが、
何らかの原因で、
早期に子宮頸管が熟化してしまうと、
早産・流産の原因になります。
受容体不足で起こるリスク
黄体ホルモンの受容体には、
種類があります。
A(PR-A)やB(PR-B)があります。
受容体不足で起こる事
子宮頸管の熟化が進んで、
子宮頸管が柔らかくなる。
＋
子宮の筋肉の収縮は強くなる。
↓
↓
流産・早産しやすい状態になる。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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