皆様へのお願い
＊現在、DHEAは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 
前回の続きですね。情報まとめ
⬜︎ ご年齢：43歳
2023年10月誕生日
⬜︎ 現在の治療：第二子の不妊治療の再開予定
2023年10月時点
⬜︎ 凍結胚：6日目胚盤胞 ✖︎ 2個
【41歳時の凍結】
⬜︎ お悩み：10月下旬に、
凍結胚の保管の更新時期。
↓
胚盤胞の評価が良くないので、
破棄しようか悩んでいた。
⬜︎ 第一子出産の時期：2023年2月
培養士の説明
胚培養士の説明は、
「最終確認の時点で、
収縮が確認された」
という事になります。
ただ、ご質問者様は、
【胚盤胞の拡張を、
見届けてから移植しないもの？】
という事ですよね。
培養士の説明も含めて、
『収縮・拡張』が、
どういう意味なのか、
詳しく見ていきましょう。
今回の2個移植
↓1個目の胚盤胞
2個目の胚盤胞
正直、ちょっと怪しいですね。
結構、強く収縮しています。
収縮と拡張
胚の収縮は、
色々な要素で起こり得ます。
胚が自ら収縮する事もあれば、
外的な要因で、
刺激が加わった時に、
収縮する事もあります。
培養の手技や考え方によっては、
胚に何かの技術を施す時に、
「あえて収縮させる」
という事もあります。
あえて収縮させる例
例えば、
アシステッドハッチング(AHA)
という培養技術があります。
アシステッドハッチングとは
「孵化補助」という
透明帯から胚が脱出する事を、
手助けする為に、
胚盤胞の透明帯を、
薄くしたり、
除去してあげる技術です。
あえて、胚を収縮させて、
透明帯と胚の隙間を作ってから、
アシステッドハッチングを実施する
という考え方もあります。
ただ、これがオーソドックスで、
一般的であり、
多くの病院がそうするか、
というと、
そうではないですが、
1つの手段としてはあります。
凍結での収縮
「胚の凍結」は、
外的刺激の1つです。
培養技術の「胚の凍結」で、
収縮する事もあります。
そして、
珍しい事ではありません。
収縮自体は珍しくない事ですが、
収縮が全く起きずに、
発育が進み、
移植までいく胚もあります。
凍結しない方が良いのか
収縮の可能性はあっても、
凍結する事のメリットの方が、
はるかに妊娠率向上に繋がる為、
結局、凍結の方が、
良いという事になります。
顕微授精も、
「卵にダメージだから、
するべきではない」
とか、
「排卵誘発剤の服用は体に負担で、
自然な事ではないから、
やめた方がいい」
などという意見が、
非常にごく稀にあります。
負担はあっても、
妊娠率は向上するので、
最短で妊娠を目指すならば、
全体を通して、
行うべきと言えます。
収縮と拡張
融解してから、
一度拡張してもとに戻ったけれど、
再度収縮してしまう
という事もあります。
収縮のあと、
拡張して元に戻る事が大事です。
残念ながら、
収縮したまま、
拡張せずに、
変性してしまう可能性もあります。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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