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なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
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情報のまとめ
⬜︎ ご年齢
女性:42歳10ヶ月
男性:62歳
⬜︎ 治療歴:下腹部痛で婦人科受診。
子宮腺筋症の診断(41歳1ヶ月)、
タイミング指導。
数ヶ月タイミング実施後、
別の婦人科へ転院、
不妊症の検査を実施。
脳腫瘍の後遺症で高PRL。
カバサール服用開始。
PRL:数値不明
男性の乏精子症が初めて発覚?
不妊治療専門の病院へ、
転院を勧められる。
【2023年3月】
泌尿器科クリニックでTESE
【2023年 4月】
42歳2ヶ月
ショート法で8個採卵、
4個胚盤胞凍結。
(4BB,3BB,3BC,4BC)
化学流産1回、陰性2回。
*3回目は2個移植
⬜︎ 子宮腺筋症の程度:ごく軽度?
「MRIでもよくわからない程度」
と言われている。
⬜︎ 男性の精液検査の結果:
項目・数値とも不明。
⬜︎ 女性のホルモン値
【2023年 4月】
*生理何日目か不明。
*カバサールをすでに服用。
AMH:1.03
FSH:7.8
LH:7.2
PRL:32
不妊治療は博打か
“頭では保険診療で無理だったのだから、
もう撤退した方がいいとわかってがいるが
感情が追い付いていきません。
成功率の低い治療は医療なのか、
投機ではないのか・・。“
不妊治療は賭け?
医療はどれも100%ではないとは言え、
怪我や風邪など、
自分でも治っていくものと比べて、
おっしゃる通り、
不妊治療は、
可能性が低いですね。
可能性の側面
30%や50%の妊娠率だとすれば、
可能性の側面で、
博打と同じだと思う事もあるでしょう。
また、
ご年齢を重ねると10%をきり、
数%程度、
ご年齢によっては、
1%未満にもなってきます。
費用の側面
自費診療の方が、
妊娠率は高いとは言え、
妊娠率80%や90%になる訳ではありません。
仮に、同じ妊娠率だとしても、
保険診療よりも、
自費診療で高い金額の方が、
かかる費用という意味では、
博打と思われるかもしれませんね。
可能性と金額
おそらく、
不妊治療は料金が高い割に、
可能性が90%などという数値には、
ならないという事の、
2つの観点から、
賭け事と同じように感じるのかな
と思います。
医師たちの考え
患者様と同じく、
99%とか、100%にできれば、
どれだけ良い事だろう
と思いながら、
日々、無念な気持ちを感じています。
100%からの視点ではない
正直に言えば、
今の医学での不妊治療は、
「100%から、
どこまで妊娠率を下げないようにするか」
という、
100%からの視点ではないです。
「自然妊娠では、
0%に近い妊娠率を、
いかに可能性を上げられるか、
最短で最低限の負担で、
妊娠・出産に繋げられるか」
になっています。
『少しでも、
ほんのわずかでも、
可能性を上げられるか』
の勝負になっています。
気持ちの保ち方が難しい
妊娠できるかできないか、
出産できるかできないかで、
はっきりと分かれているので、
お辛い事と思います。
他の疾患の治療と違って、
「少し改善した」
という場面は、
あまりないと思います。
その為、お気持ちを、
一定に保ち続ける事はとても難しい
と思います。
お一人でもこんなふうに、
悩まない時が、
近い将来に訪れると良いのですが、
医師が頑張っていくしかないですね。
悲しい思いをさせて申し訳ないです。
文・イラスト:理事 岩城桃子
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