ホルモン補充周期の胚移植は、出血が増えますか?(りん様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
 
りん様よりご質問頂いております。
 
 
 

 

いつも記事を拝見し、勉強させていただいております。

 

質問なのですが、

私は顕微授精、ホルモン補充(デュファストン、プラノバール、エストラーナ、ルティナスを使用)で移植をして2回出産しております。

 

第一子、二子ともに産後、

弛緩出血(第一子は1800ml、第二子は2800ml)になり双手圧迫

→バクリバルーンで止血しております。

 

どちらも幸い輸血には至らなかったのですが、

次回出産することがあれば輸血の可能性が高い、

ひどいと子宮摘出の可能性があるといわれました。

(自己返血ができる総合病院での出産が望ましいと言われました。)

 

産婦人科医には

凍結胚移植による出産は出血リスクが高いといわれ、

不妊治療クリニックで働く看護師の友人にも

ホルモン補充での移植は出血リスクが高いと言われました。

 

 

私が治療したクリニックでは

不妊治療も自然妊娠も妊娠出産経過に違いはない

と言っておりましたが岩城先生の見解はどうでしょうか。

 

お忙しいかと思いますがご教示いただけたら幸いです。

 

 

 
犬 院長の回答 犬
 
  

 自然妊娠との差

 

 

鉛筆 自然妊娠に比べて、

体外受精のホルモン補充周期では、

わずかに弛緩出血の可能性が上がる

とは報告されています。

 

 

ランニング しかし、

それはレベルでいうと、

例えば、

自然妊娠で1万人に1人が、

ホルモン補充周期では、

1万人に1.1人になる

などという事で、

ホルモン補充周期だと、

明らかに人数が増えて危険

という話までは、

及びません。

 

 

 

 他の要素

 

 

ランニング リスクが上がるとは言っても、

大した差とは言えませんし、

それよりも、

不妊症の方は、

ホルモン補充周期を選ぶ、

メリットの方が断然高い

という意味でしょう。

 

 

予防接種 また、ご質問者様の場合は、

ホルモン補充周期を選んだから

というより、

他の要素も強く関係して起こった

(もしくは、他の要素の方が強い)

と考える方が、

医学的に無難です。

 

  
 

 病院での説明

 

 

電球 その為、産婦人科での、

弛緩出血の割合が上がるという話も、

嘘ではないです。

 

 

看板持ち また、不妊治療クリニックの、

変わらないという話も、

嘘ではないです。

 

 

右差し ホルモン補充周期で、

リスクが増えるという報告も、

実際、数値としては、

ほぼほぼ変わりがないですし、

他の要素の方が強く関係している

と考える事ができる為です。

 

 
 

 他の移植法で防げるか

 

 

“産婦人科医には凍結胚移植による出産は出血リスクが高いといわれ、

不妊治療クリニックで働く看護師の友人にもホルモン補充での移植は出血リスクが高いと言われました。“

 

 

あんぐり これは間違いで、

すでに2回、

弛緩出血を経験されているので、

次がたとえ自然妊娠でも、

弛緩出血をする可能性の方が、

断然高いですし、

重症になりやすいです。

 

 

悲しい さらに、

1回目より2回目、

2回目より3回目、

3回目より4回目の方が、

重症になります。

 

  

右差し つまり、

回数を重ねるほど、重症になります

 

 
 

 ホルモン補充周期

 

 

悲しい 「ホルモン補充周期以外の方が、

予防になる」とか、

ホルモン補充周期を選択した方が、

3回目のリスクが高い

重要度が高い

という話ではないです。

 

 

雲 すでに、

移植法に関する範疇ではないです。

 

 
 

 当院での治療

 

 

病院 当院は、今は、

不妊治療専門のクリニックになりましたが、

産科も20年行っており、

開業前も、

産科・婦人科・不妊治療と、

診ていました。

 

 

右差し その為、

弛緩出血も何度も経験しています

 

 

予防接種 治療については、

時に、ATⅢの数値と、

投薬がカギになってきます。

 

 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


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