前回の記事
院長の回答 
前回の続きですね。情報のまとめ
☑︎ ご年齢：42歳10ヶ月
☑︎ 現在の治療：体外受精
第二子の治療
第一子は体外受精にて、
妊娠・出産
☑︎ 凍結胚：39歳時の6日目４CC
☑︎ AMH：不明
(39歳時点で2.79)
☑︎ FSH：不明
☑︎ お悩み：第二子の治療で、
4回移植するも全て陰性
(初期胚も胚盤胞も含む)
再度採卵し、
3PN由来の6日目4BC胚盤胞1個と、
その他は分割停止で、
凍結0。
→ 39歳の胚盤胞を移植するかどうか
移植に適したサプリの続き
移植に向けてと、
移植周期に適したサプリについて
です。
① ユベラ(処方薬)
② メラトニン(サプリ)
③ タウリン(処方薬)
前回は、
ユベラについてご説明しました。
②メラトニン
「メラトニン」とは・・・
脳の松果体から分泌され、
主に睡眠を司どるホルモンです。
トリプトファンがもととなり、
睡眠や日光に影響され、
日中、起床している時はセロトニンに、
夜、眠る時はメラトニンに、
それぞれ合成されます。
メラトニンは、
ご年齢を重ねるとともに、
減少します。
ご年齢を重ねると減少する
卵胞の中の、
卵子を囲んでいる卵胞液の中に、
メラトニンが含まれていて、
卵子の質に関与する
と報告されています。
ご年齢を重ねて、
メラトニンが減ると・・・
☑︎ 寝つきが悪い
☑︎ 早く目覚めてしまう
☑︎ 眠りが浅い
☑︎ 途中で起きてしまう
などが起こりやすくなります。
これは、
メラトニンの減少が関与している
とされています。
その為、
メラトニンを補充する事で、
卵子の質が改善する
とされています。
着床後、流産予防の働き
メラトニンは、
上記の通り、
卵子の質を改善する事で有名ですが、
他にも効果があります。
『胎盤を安定させて、
流産の予防をする働き』
【採卵に向けて】
【着床に向けて】
【移植した後の妊娠中】
全ての期間を通して、
服用した方が良いです。
体内で分泌のあるホルモンであり、
海外のものとは言え、
サプリメントの範疇で、
安全性は高く、
元々、
妊娠前・妊娠中・出産後も、
服用が可能です。
非常に強い抗酸化作用
メラトニンのもう1つの作用は、
『非常に強い抗酸化作用』
です。
その非常に強い抗酸化作用は、
ビタミンEや、
ビタミンCよりも、
はるかに強いです。
抗酸化作用の機序(仕組み)も、
様々ですが、
強さも様々です。
抗酸化作用が強い順
【1位】
メラトニン
【2位】
ビタミンE
【3位】
ビタミンC
メラトニン➕ユベラ
メラトニンの方が、
抗酸化作用が強いとは言え、
ユベラも服用した方が良いです。
ビタミンEの処方薬「ユベラ」は、
卵巣・子宮などの末梢の血流を、
改善する事から、
妊活中には、
服用がおすすめされます。
細胞を育てる為には、
血流が良好である方が良いです。
続きます。 文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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