私は閉経したのでしょうか?【下垂体負荷試験と排卵障害】(mokod様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

mokod様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。
 
 
犬 院長の回答 犬
 
 
にっこり 前回の続きですね。
 
 
 

状況まとめ

 

☑︎ ご年齢

女性:不明

男性:不明

 

 

☑︎ 女性の検査

 

卵管造影検査:不明

子宮鏡検査:不明

 

 

AMH:検査未実施

FSH:4.1

LH:2.6

E2:18.7

プロラクチン:19.2

黄体ホルモン:不明

 

* 検査した各ホルモン値は、

7年のピルの服用をやめ、

30日以上薬の服用なしできた生理3日目

 

 

☑︎ エコー検査:生理3日目不明

 

☑︎ 基礎体温:不明

 

☑︎ 黄体機能検査:不明

 

☑︎ 子宮頸管粘液検査:不明

 

☑︎ 排卵検査薬の使用・LHサージ:不明

 

☑︎ 精液検査の結果

精液量:3.0

精子数:11200.0万

運動率:50%

奇形率:6.0

白血球数:20.0

 

*単位が所々ありませんが、

頂いた文章のまま記載します。

 

☑︎ 亜鉛:不明

☑︎ テストステロン:不明

 

 

☑︎ 詳しい治療:不明

タイミング法?人工授精?

 

☑︎ 休み周期:なし

 

 

 

 閉経の心配について

 

 

“自力での生理もままならず、

閉経に向かっているのでは無いかと心配です。“

 

 

指差し 閉経していませんし、

FSH、LH、E2も正常です。

 

 

二重丸 FSH 4.1の時点で、

閉経していませんよ

 

 

 

予防接種 ご質問者様の状態 予防接種

 

AMH:検査未実施

FSH:4.1

LH:2.6

E2:18.7

プロラクチン:19.2

黄体ホルモン:不明

 

  
  

 閉経と低反応と正常

 

 

鉛筆 閉経すると・・・

 

FSH 40以上

E2 15未満(20未満)

AMH 0.02未満

 

また、LHも高くなります

 

 

電球 FSHは、

8を超えると、

卵巣機能の低下を示します。

 

 

あんぐり卵巣機能の低下」とは、

卵巣がお疲れ気味で

いわゆる、

『低反応』の状態です。

 

 

雲 FSHが15を超えると、

低反応に拍車がかかり

卵子自体の質が低下します。

 

 

雲 FSHが20を超えると、

かなり低反応の度合いが強く

なかなか卵子が順調には育たないです。

 

悲しい FSH20以上だと、

妊娠率は4%と言われています。

 

 

悲しい 40以上になると、

閉経の目安となります。

 

 
 

 下垂体・視床下部の排卵障害

 

 

カギ FSHLHが、

異様に低い場合に、

下垂体視床下部の排卵障害を疑います。

 

 

指差し FSH、LHが分泌される時、

視床下部下垂体卵巣

へ命令が伝達されます。

 

 

カギ 排卵障害は、

卵巣の機能だけが問題とは限りません

 

 

雲 卵巣機能の問題ではなく

下垂体視床下部が問題で、

うまくFSH、LHが

分泌されない事があります

 

下三角

下三角

 

悲しい 結果として、

卵胞が育ちにくい(排卵障害)

生理不順月経異常

に繋がります。

 

 

ハート この時に、

下垂体視床下部の働きを見る為に、

負荷試験を行います。

 

 
 

 視床下部・下垂体の場合

 

 

右差し 視床下部性の排卵障害や、

下垂体性の排卵障害の場合は、

体の外からFSHとLHを取り入れる事で、

卵胞がよく育ちます

 

 

予防接種 つまり、

HMG注射にはよく反応します。気づき

 

 

看板持ち 分泌がうまくいかないだけで、

卵巣の機能が正常ならば

FSHとLHさえあれば、

卵胞は育ち、排卵する

という仕組みですね。

 

 

 
 

 負荷試験の対象

 

 

鉛筆 「FSH、LHが低いときに

負荷試験の検査する」

お伝えしました。

 

 

予防接種 目安としては、

FSH・LHが、

どちらとも0.51の時に、

脳からうまく分泌できてないのでは?】

視床下部、下垂体の異常?】

と疑い、

負荷試験をします。

 

 

虫めがね 多くは、

FSH・LHとも、

大体2未満

程度になります。

 

 

予防 いずれかが1を切る時や、

(FSHかLHが、0.5など)

もしくは、

両方とも1,2程度であり、

卵胞が育たないときも、

念のため負荷試験をしましょう

 

 

鉛筆 視床下部性の排卵障害や、

下垂体性の排卵障害の特徴は、

「クロミッド」

「レトロゾール」などの、

体内での分泌を促す排卵誘発剤は、

効果がない事です。

 

 

 

悲しい なぜならば、

体内での分泌機能に障害がある為です。

 

  
 

 ご質問者様の場合

 

 

あんぐり ただ、ご質問者様の場合は、

FSHが4.1あり、

LHも2.6ある為、

視床下部や下垂体が原因とは、

考えにくいです

 

 

虫めがね そのため、

そもそも負荷試験は不要でしょう

 

 
 
看板持ち 続きます。 
 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 

 

 

オーナメント オンライン処方のお申込みはこちらから 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。


{emoji:ニコニコ} こちらからお願いします。{emoji:気づき}
 

注意 現在、
ルテウム,ウトロゲスタンは、
品薄の為停止しております。

 

 

メラトニンは再開してます。

 

 

 

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。
 

 

 

{emoji:指差し}培養士への質問を大募集中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

  

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

*:..oƒ *:..oƒ *:..oƒ *:..oƒ *:..

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

*:..oƒ *:..oƒ *:..oƒ *:..oƒ *:..

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

 
image