【基礎】卵子の成長と、着床、排卵の流れ | 岩城産婦人科妊活ブログ

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卵胞の成長と、子宮内膜の成長の流れ
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ダイヤオレンジ生理3日目
(低温期,卵胞期)
病院へ行き、小さい卵胞(卵子の入った袋)をエコーで確認。
まだこの時点で子宮内膜は薄く、
卵を受け入れる力はない。
子宮内膜は『増殖期』となる。

ダイヤオレンジ生理14日目 
(低温期,卵胞期)
卵子が徐々に成長していき、
『LH』というホルモンが分泌され、
止まっていた卵子の核が再び動き出す。
そして、排卵が起こる。
排卵の際には、卵胞が破けて卵子が飛び出る。

この頃には子宮内膜は、
10〜14mmである事が理想。
受精卵を受け入れる体制が整ってきている。
子宮内膜は『増殖期』となる。

排卵したら、卵子が卵管を通っていき、
精子も卵管へ行き、卵管で受精する。

ダイヤオレンジ生理15日目以降
(高温期,黄体期)
卵子が飛び出て残った卵胞には、
顆粒膜細胞』があり、
顆粒膜細胞がLHホルモンを浴びて、
"黄体化"をする。
黄体化した顆粒膜細胞は、
黄体ホルモンを分泌する

そして、子宮内膜は黄体ホルモンを浴びて、
子宮内膜の細胞1つ1つが大きく育ち、
より厚くなる。
子宮内膜は、『分泌期』となる。

ダイヤオレンジ排卵から5日目
受精卵が『胚盤胞』となり、
最も着床しやすい時期となる。

また、一般的に、
子宮内膜が最も受精卵を受け入れやすい日となる。

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このように、
一般的に、生理14日目に排卵して、
排卵から5日目には、
受精卵は着床しやすい胚盤胞となり、
子宮内膜は胚盤胞を最も受け入れやすい時期となる、
と言われています。

妊娠には、
卵側の要因が5割、
子宮内膜側の要因が5割、
と言われています。

卵の発育も、子宮内膜の発育と、
どちらもとても大事となります。

卵と内膜、
どちらかの成長のスピードがずれてしまうと、
着床しにくくなってしまいます。

文章構成:院長 岩城雅範
文・イラスト:理事 岩城桃子

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー


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