高3の夏。
受験本番までに、できるだけ済ませておきたいことがあった。
その一つが歯科だ![]()
歯は怖い![]()
少し痛いと思っていたのに、いつの間にか治まる。
何ともなかったのかな、と油断する。
そして、なぜ今なのだというタイミングで悪化する。
しかも、本気で痛くなると我慢が難しい。
そんな人を周囲でちらほら見てきた。
受験直前に歯が痛い。
それだけは避けたい。
気になるところがあるなら、夏休みのうちにやっつけておきたかった。
そんな高3の頃、第1子が言った。
「歯の奥が痛い。」
ほら来た。
早速、歯科を受診した。
原因は、生えかけの親知らずだった。
ところが、まだ歯茎の奥にいるらしい。
その時点では治療も抜歯もできないと言われた。
やっつけられない![]()
歯科医からは、
「寝不足や疲れがたまると、炎症を起こして痛みが出やすくなります。」
と説明を受けた。
そして、この言葉が思わぬところで役に立った。
高3ともなれば、寝る時間が遅くなることもある。
親が、
「早く寝なさい。」
と言っても、なかなか動かない。
しかし、
「寝不足が続くと、また歯が痛くなるよ。」
これは効いた。
本人に痛かった実績がある。
しかも、親ではなく歯科医の言葉である。
素直に寝る![]()
親知らずそのものはどうにもできなかったが、思わぬところに活用方法があった。
幸い、その後は受験期にトラブルを起こすことなく乗り切った。
そして大学入学後。
歯科検診を受けた第1子から連絡が来た。
今度は、
「親知らず、抜いた方がいいって。」
大学病院への紹介状をもらったらしい。
高3の夏にやっつけたかった親知らず![]()
大人しくしていてくれてありがとう。
でもさようなら![]()