秋。修学旅行シーズンだ。

第1子の高校では、高校2年生の秋に修学旅行が実施された。

 

それに先立って、高校1年生の冬。

修学旅行の説明会があった。

 

まずは生徒向けの説明会。
その後、保護者向けの説明会もあった。

 

親は保護者向け説明会には参加できなかったので、第1子が持ち帰ってきた資料を見る。

ニヤニヤ「へえ。今どきの修学旅行は、こんなに選択肢があるのか。」

 

国内は関東と九州。
さらに海外も4か国。

アメリカ、オーストラリア、東南アジア2か国である。

 

しかも文系か理系かによって、選択できるコースや研修内容も違っていた。

国内コースは文系・理系で大きく内容が変わるわけではないようだったが、海外コースでは訪問する大学や研修先なども違っていた。

 

各コースには定員がある。

 

特に海外コースについては、一定の英語力が必要とのこと。

希望者が定員を超えた場合には、先生方による選考会議や、英語能力検定の結果などをもとに選定される可能性もあるらしい。

 

そして…

親として、どうしても見逃せない項目がある。

費用である。

 

国内の2コースは、4泊5日で15万~18万円前後。

どちらも修学旅行積立の範囲内であった。

 

ここまではいい。

 

次に海外。

東南アジアの安い方が、5泊6日で25万円前後。

もう一つの東南アジアコースは35万円前後。

オーストラリアは6泊8日で45万円程度。

そしてアメリカ6泊8日。

65万円前後。

 

親は資料を二度見した。

ポーン「アメリカ、安く見積もって65万!?」

 

しかも、これで確定ではない。

 

海外コースはいずれも、ホームステイを前提とした料金設定だったようで、受け入れ先の状況によってはホテル宿泊費が加算される可能性もある。

円安や燃油サーチャージの高騰などによっては、さらに上振れする可能性もあるという。

 

お小遣いまで考えたら、アメリカで80万円以上になってもおかしくない。

 

絶対に出せない。
絶対に行かせられない。

……そこまでではない。

 

だが。

想定外すぎて、あまりにも痛い。

血の涙が出そうである。チーン

 

そこで第1子に聞いた。

滝汗「これ、みんなどうなの? アメリカ人気なの? みんなどこ行くって言っていた?」

 

返ってきた答えは、

イヒ「知らん。」

 

そうだったチーン

第1子は、こういう情報を集めてこない。

 

周りがどこを希望しているのか。
どのコースが人気なのか。

そういう情報収集力は皆無である。

 

では、第1子自身はどこに行きたいのか。

 

恐る恐る聞いた。

滝汗「第1子は、どこに行きたいの……?」

にやり「九州。」

ニヒヒグッジョブ!!グッ

 

九州コースだって、決して安くはない。
15万~18万円は十分に大金である。

だが、65万円を見たあとでは、不思議とお値打ち価格に見えてくる。

 

一応、確認してみた。

真顔「海外じゃなくてもいいの?」

真顔「海外ってことには興味ない。」

にやり「屋久島行きたい。」

 

九州コースには、いくつかの旧帝大に分かれて行う大学研修、種子島宇宙センター、そして屋久島トレッキングなどが組まれていた。

 

海外コースにも大学研修は必ず入っていたし、植物園や国立公園などを訪れるコースもあった。

それでも、そこまで興味はわかなかったらしい。

 

第1子は、海外そのものへの憧れが強いタイプではない。
もともと海外文化より国内文化の方が好きなのである。

今回は海外の研修内容より、屋久島の方が勝ったようだ。

 

もっとも。

もしガラパゴス諸島に行くようなコースがあったら、屋久島は負けていたかもしれない。

 

さらに恐る恐る…

滝汗「九州、定員オーバーするってことはないの?」

ウインク「国内は大丈夫って言ってた。」

 

こうして年明けに希望を出し、年度内にはすんなり九州コースへの参加が決まった。

 

デレデレありがとうございます!