そろそろ秋の行楽シーズン到来、写真家にとっては掻き入れ時とも言えるくらい忙しい季節がやってきました。
例年だと今の時期、伊豆旅行して日本一と言われる夕日を撮るのが通例となっているのですが、今年はカメラを替えたばかりでまだ夕日をアップで撮れるような望遠レンズが無い(ボーナスまで買えない...)ということで伊豆はやめて東北方面に行く計画を立てました。
目指す目的地は岩手県平泉の周辺地域。
去年の東北旅行の時に立ち寄って良い名所を見つけてあったので、そこを再訪問することにしました。
例によって移動は会社終わりの金曜の夜。
この日は会社の送別会があって出だしがかなり遅れましたけど、一晩車を走らせて次の日の朝に中継地点の松島に到着。
天気予報では松島地域は一日中晴れと言うことになっていたのですが、実際着いてみると太陽は出ているものの、空の8割方は曇っています。
夕日が撮れることを期待し、夕方まで待ち続けましたが結局天気は回復せず、一枚も写真が撮れずに松島を後にしたのでした。
そしてその日の夜は、次の日の第一目的地「厳美景」まで移動して近くの道の駅で車中泊。
厳美景に着いたときは星も見えていたので次の日は撮影日和だろうと期待して就寝。
しかし次の日の朝...天気は曇り模様。

天気予報は午前中だけ晴れと言うことになっていますが実際は曇ってます。
携帯から衛星写真を見ると、東北のこの一帯のみに小さな雲がかかっています。
伊豆は晴れ晴れしているのに...
いつものことですけど、天気運の悪さは筋金入りだとこの時自覚しました。
こうなったら天気関係なしに撮れる洞窟に入ろうと、約100km先の洞窟「滝観洞」に移動しました。
滝観洞はその名の通り、滝を観れる洞窟。
洞窟内に日本最大規模(3位くらい?)の落差30mの滝を見ることができます。
しかしそこまでたどり着く道のりは遠く、人一人がやっと通れるような狭い洞内を、ほふく前進しながら900mも進まなくてはいけません。
そのせいか観光客も少なくて穴場な洞窟となっています。
実際のところこの日は三連休の中日と言うことで、10人くらいは洞内に入っていたみたいですけど。
ちなみにこの洞窟は一般的な鍾乳洞と違って、地盤が固い石灰岩なので奇岩・怪石の類いがありません。
そのせいか変わり映えしない風景が900m続き、心身ともに疲労する道のりなのですが、最奥の滝に着くとあまりの絶景に疲れが一気に吹き飛びます。

今までいくつもの滝を見てきましたけど、地底にこんな美しい滝があるとは想像もしていませんでした。
広角レンズを使っているので写真で撮ると小さくなってしまいますが、落差30mは日本百名滝クラスに相当します。
滝以外見所はないのでちゅうちょしてしまうかもしれませんが、洞窟マニアなら一度は行くべき場所だと思いました。
洞窟を見た後は、天気が悪くても関係ない夜景を撮ろうと思い観光ガイドをめくると...ありました。
遠野にある有名なメガネ橋のライトアップイベントが。
何でも「銀河鉄道の夜」のモデルとなった有名な橋だということで期待が高まります。
そして約1時間車を走らせメガネ橋近くの道の駅に到着。
携帯で時刻表を調べるとあと6分後に列車が橋を通過することが判明。
いそいでメガネ橋の下に向かいカメラを取り出すと...何といきなり結露しました。
3時間近く洞窟に入っていたのでカメラが冷え切り、その後一時間の猶予はありましたけど、30℃近い外気に触れたため結露してレンズどころがカメラ全体がびしょびしょの状態になってしまいました。
こうなったら撮影どころではないので一旦車に戻り、エアコン全開で車内を冷やして結露を取り除きました。
レンズの外側くらいなら問題ないのですけど、内側の光学系が曇ると取り返しがつかないことになるので危ないところでした。
後で見たらレンズの内側に小さなクモリができてしまいちょっとショックを受けましたけど...
この後夕方までカメラを休ませ、ついでに昼食もとりついでに仮眠もして日没を待ち、6時から週末限定のライトアップイベントが始まりました。

有名な橋と言うことだったのですけど、写真を撮っているのは僕以外にには一人居たくらい。
結構マイナー所なのかな?と思っていたら、列車の通る時間3分前くらいにどこからとも無く10数人の一団が押し寄せカメラを構え始めました。
これがうわさに聞く撮り鉄さんたちです。
撮り鉄さんたちが「そろそろ来るぞ」と話しているので、僕もカメラの感度をmaxにして構えているとその30秒後くらいに列車が通過。

撮り鉄さんたちも一斉にシャッターを切ります。
そして列車が通り過ぎた後はどこへともなく風のように去っていきました。
何という手際の良さ。
はじめて見る撮り鉄さんたちに唖然とさせられたのでした。
どうやらこの橋は、風景写真家にとってはマイナーな場所でも撮り鉄さんたちにとっては聖地みたいな所の様です。
その後、メガネ橋でそのまま車中泊して次の日こそは晴れるだろうと思い平泉の天気予報を見ると...やはり曇り模様。
筋金入りの天気運の悪さがまだ続いているようなので、岩手県の最北、岩泉町の龍泉洞に向かうことにしたのでした。
9/17日、旅行3日目。
この日は祭日と言うことで、龍泉洞には多くの見物客が来ることが予想されるため、早朝から券売機の前に並んで開洞と同時に洞窟入り。
龍泉洞には震災前の東北旅行のときに一度着てますけど、前回とは何か違います。
しばらくして気づいたのですが、節電のためか洞窟内の照明が非常に暗くなっていました。
あまりの暗さに地底湖に気づかず通り過ぎてしまったくらいです。
第3地底湖の階段まで来ておかしいことに気づき、第1地底湖まで逆戻りして撮影開始。
色々撮影条件を設定してもやはり暗く、結局開放時間3分間も必要でした。

ちなみに前回は15秒の開放で撮れたので12倍の暗さ、例えるなら星空並みの暗さです。
一般の観光客がコンパクトデジカメや携帯で撮影を試みていましたが撮れている人は居ないみたいでした。
第1~第3地底湖を撮り終えた後は、前回あまりの混雑で通行止めになった洞内展望台に移動。
前回来れなかったという事で実はここが今回のメイン目的なのです。

展望台からは落差50mほどの大穴とその下に第1地底湖を望むことができます。
虹色の綺麗なライトアップがされていましたけど本来は闇の世界、奈落の底とはまさにこのことではないでしょうか。
開放時間が長かったこともあって、龍泉洞では結局5時間撮影していました。
その後20kmほど離れた近くの洞窟「安家洞」に立て続けに入りました。
安家洞は日本最大の鍾乳洞でその総延長は何と27km。
観光開発されているのはそのうちの600mほどです。
龍泉洞にほど近いにもかかわらず、少し寂れていて、観光客はまばらな状態でした。
洞窟内もごく普通の蛍光灯照明があるだけで、綺麗なLED照明に替えればもう少し見栄えがして観光客も増えるかも知れません。
とはいえ規模の大きな洞窟だけに、よく成長したつらら石や石筍が至るところに生えていて見ごたえは十分でした。

よくよく観察していると、以前、満奇洞で見かけた謎のまだら模様を発見!!
今回ついに謎の正体が解明しました。

それは...コケでした。
どうやら洞窟内を照らしている照明の光でコケが生育してしまったというのが謎の正体だったみたいです。
長年の(?)難問に答えが見出せてようやく一安心。
その後、安家洞の撮影を終え、外界に出てきたのはもう夕方の4時半。
気づけば龍泉洞と合わせて8時間の間無休憩で洞窟ばかり撮り続けていたのでした。おかげで昼食代が浮いてしまいました(本業でこれだけの情熱があれば今頃大出世してたかもしれません)。
その後近くの温泉に入り、盛岡手前の道の駅まで移動して車中泊。
次の日は帰路に着く予定なのですが、晴れ日の写真が撮れていないためこのまま帰ると消化不良になるということで、帰り道の途中で宮城県の蔵王に立ち寄ることにしました。
旅行第4日目、天気予報では蔵王地方は晴れ。
今まで蔵王には3回チャレンジしましたが麓は晴れていても山の上は雲の中、前回来たときは雲海の上...というような状態でまともな晴れ日に遭遇したことがありませんでした。
今回はどうなるか、期待半分不安半分で登山を開始します。
山頂に登る前にまず日本百名瀑の三階滝が現れます。
蔵王連峰から流れ落ちる落差200mの滝は圧巻...なのですが、斜面が北向きなので朝日を真横に浴びる時間帯しか陽が当たりません。
こちらも過去に3度挑戦しましたがうまい具合に朝日を浴びる写真を撮ることができませんでした。
そして今回、移動中に仮眠しすぎて、日の出時刻の5時18分には間に合いませんでしたけど、初めて晴れ日の三階滝を撮影できました。

久々に天気運に恵まれたかな...と思いきや、一通り撮影を終了すると途端に雲が出てきて一気に曇り模様になってしまいました。
本当に山の天気は分かりません。

このまま進んで山頂に行くか、帰路に着くか悩みどころだったのですが、突然曇ったのだから突然晴れることもあるかも知れないと言う根拠のない期待を胸に秘め登頂開始。
ちなみに山頂までは車で8kmほど、ものの10分で登頂終了です。
山頂は完全に雲の中に入っている様子で視界はわずかに10m。
前回来たときは山小屋で昼まで好天を待っていたので、今回も昼を目安に天気とにらめっこしていると、10時頃、団体客の一人が「お釜見えたよ」と言いながら仲間を呼びに来る姿がありました。
どうやら山頂のお釜(カルデラ湖)の部分が雲の上に出たみたいです。
まだ全体的には雲の中なので写真撮影には向きませんが良い兆候です。
さらに待つこと一時間、突然雲が晴れ視界が開きました。

ついさっきまで曇っていたとは思えない晴れ渡った風景、まさに壮観です。
ここにたどり着くまで足掛け4年、ずいぶん長い道のりでしたけど今までの苦労が報われた思いでした。
旅の最後の最後に天気運の悪さも払拭できた...かもしれません。
気づいたら2時間もの間、山の斜面に立ち続け、写真を撮り続けていました。
登山客からは「あの人1時間もあそこで立ち続けているよー」と後ろ指さされたほどです。
君らが来るさらに1時間前から立っていたんだけどね~(心の声)
蔵王の撮影を終えた後はひたすら家路に向かいこの旅は終了となりました。
当初の計画はまったく消化できませんでしたけど、それなりに得るものがあったので良い旅だったと思います。
今回の旅で天気運の悪さは自覚したので、次回からは曇りでも撮れる滝や渓流の情報もしっかり調査してから旅に出ることにします。
例年だと今の時期、伊豆旅行して日本一と言われる夕日を撮るのが通例となっているのですが、今年はカメラを替えたばかりでまだ夕日をアップで撮れるような望遠レンズが無い(ボーナスまで買えない...)ということで伊豆はやめて東北方面に行く計画を立てました。
目指す目的地は岩手県平泉の周辺地域。
去年の東北旅行の時に立ち寄って良い名所を見つけてあったので、そこを再訪問することにしました。
例によって移動は会社終わりの金曜の夜。
この日は会社の送別会があって出だしがかなり遅れましたけど、一晩車を走らせて次の日の朝に中継地点の松島に到着。
天気予報では松島地域は一日中晴れと言うことになっていたのですが、実際着いてみると太陽は出ているものの、空の8割方は曇っています。
夕日が撮れることを期待し、夕方まで待ち続けましたが結局天気は回復せず、一枚も写真が撮れずに松島を後にしたのでした。
そしてその日の夜は、次の日の第一目的地「厳美景」まで移動して近くの道の駅で車中泊。
厳美景に着いたときは星も見えていたので次の日は撮影日和だろうと期待して就寝。
しかし次の日の朝...天気は曇り模様。

天気予報は午前中だけ晴れと言うことになっていますが実際は曇ってます。
携帯から衛星写真を見ると、東北のこの一帯のみに小さな雲がかかっています。
伊豆は晴れ晴れしているのに...
いつものことですけど、天気運の悪さは筋金入りだとこの時自覚しました。
こうなったら天気関係なしに撮れる洞窟に入ろうと、約100km先の洞窟「滝観洞」に移動しました。
滝観洞はその名の通り、滝を観れる洞窟。
洞窟内に日本最大規模(3位くらい?)の落差30mの滝を見ることができます。
しかしそこまでたどり着く道のりは遠く、人一人がやっと通れるような狭い洞内を、ほふく前進しながら900mも進まなくてはいけません。
そのせいか観光客も少なくて穴場な洞窟となっています。
実際のところこの日は三連休の中日と言うことで、10人くらいは洞内に入っていたみたいですけど。
ちなみにこの洞窟は一般的な鍾乳洞と違って、地盤が固い石灰岩なので奇岩・怪石の類いがありません。
そのせいか変わり映えしない風景が900m続き、心身ともに疲労する道のりなのですが、最奥の滝に着くとあまりの絶景に疲れが一気に吹き飛びます。

今までいくつもの滝を見てきましたけど、地底にこんな美しい滝があるとは想像もしていませんでした。
広角レンズを使っているので写真で撮ると小さくなってしまいますが、落差30mは日本百名滝クラスに相当します。
滝以外見所はないのでちゅうちょしてしまうかもしれませんが、洞窟マニアなら一度は行くべき場所だと思いました。
洞窟を見た後は、天気が悪くても関係ない夜景を撮ろうと思い観光ガイドをめくると...ありました。
遠野にある有名なメガネ橋のライトアップイベントが。
何でも「銀河鉄道の夜」のモデルとなった有名な橋だということで期待が高まります。
そして約1時間車を走らせメガネ橋近くの道の駅に到着。
携帯で時刻表を調べるとあと6分後に列車が橋を通過することが判明。
いそいでメガネ橋の下に向かいカメラを取り出すと...何といきなり結露しました。
3時間近く洞窟に入っていたのでカメラが冷え切り、その後一時間の猶予はありましたけど、30℃近い外気に触れたため結露してレンズどころがカメラ全体がびしょびしょの状態になってしまいました。
こうなったら撮影どころではないので一旦車に戻り、エアコン全開で車内を冷やして結露を取り除きました。
レンズの外側くらいなら問題ないのですけど、内側の光学系が曇ると取り返しがつかないことになるので危ないところでした。
後で見たらレンズの内側に小さなクモリができてしまいちょっとショックを受けましたけど...
この後夕方までカメラを休ませ、ついでに昼食もとりついでに仮眠もして日没を待ち、6時から週末限定のライトアップイベントが始まりました。

有名な橋と言うことだったのですけど、写真を撮っているのは僕以外にには一人居たくらい。
結構マイナー所なのかな?と思っていたら、列車の通る時間3分前くらいにどこからとも無く10数人の一団が押し寄せカメラを構え始めました。
これがうわさに聞く撮り鉄さんたちです。
撮り鉄さんたちが「そろそろ来るぞ」と話しているので、僕もカメラの感度をmaxにして構えているとその30秒後くらいに列車が通過。

撮り鉄さんたちも一斉にシャッターを切ります。
そして列車が通り過ぎた後はどこへともなく風のように去っていきました。
何という手際の良さ。
はじめて見る撮り鉄さんたちに唖然とさせられたのでした。
どうやらこの橋は、風景写真家にとってはマイナーな場所でも撮り鉄さんたちにとっては聖地みたいな所の様です。
その後、メガネ橋でそのまま車中泊して次の日こそは晴れるだろうと思い平泉の天気予報を見ると...やはり曇り模様。
筋金入りの天気運の悪さがまだ続いているようなので、岩手県の最北、岩泉町の龍泉洞に向かうことにしたのでした。
9/17日、旅行3日目。
この日は祭日と言うことで、龍泉洞には多くの見物客が来ることが予想されるため、早朝から券売機の前に並んで開洞と同時に洞窟入り。
龍泉洞には震災前の東北旅行のときに一度着てますけど、前回とは何か違います。
しばらくして気づいたのですが、節電のためか洞窟内の照明が非常に暗くなっていました。
あまりの暗さに地底湖に気づかず通り過ぎてしまったくらいです。
第3地底湖の階段まで来ておかしいことに気づき、第1地底湖まで逆戻りして撮影開始。
色々撮影条件を設定してもやはり暗く、結局開放時間3分間も必要でした。

ちなみに前回は15秒の開放で撮れたので12倍の暗さ、例えるなら星空並みの暗さです。
一般の観光客がコンパクトデジカメや携帯で撮影を試みていましたが撮れている人は居ないみたいでした。
第1~第3地底湖を撮り終えた後は、前回あまりの混雑で通行止めになった洞内展望台に移動。
前回来れなかったという事で実はここが今回のメイン目的なのです。

展望台からは落差50mほどの大穴とその下に第1地底湖を望むことができます。
虹色の綺麗なライトアップがされていましたけど本来は闇の世界、奈落の底とはまさにこのことではないでしょうか。
開放時間が長かったこともあって、龍泉洞では結局5時間撮影していました。
その後20kmほど離れた近くの洞窟「安家洞」に立て続けに入りました。
安家洞は日本最大の鍾乳洞でその総延長は何と27km。
観光開発されているのはそのうちの600mほどです。
龍泉洞にほど近いにもかかわらず、少し寂れていて、観光客はまばらな状態でした。
洞窟内もごく普通の蛍光灯照明があるだけで、綺麗なLED照明に替えればもう少し見栄えがして観光客も増えるかも知れません。
とはいえ規模の大きな洞窟だけに、よく成長したつらら石や石筍が至るところに生えていて見ごたえは十分でした。

よくよく観察していると、以前、満奇洞で見かけた謎のまだら模様を発見!!
今回ついに謎の正体が解明しました。

それは...コケでした。
どうやら洞窟内を照らしている照明の光でコケが生育してしまったというのが謎の正体だったみたいです。
長年の(?)難問に答えが見出せてようやく一安心。
その後、安家洞の撮影を終え、外界に出てきたのはもう夕方の4時半。
気づけば龍泉洞と合わせて8時間の間無休憩で洞窟ばかり撮り続けていたのでした。おかげで昼食代が浮いてしまいました(本業でこれだけの情熱があれば今頃大出世してたかもしれません)。
その後近くの温泉に入り、盛岡手前の道の駅まで移動して車中泊。
次の日は帰路に着く予定なのですが、晴れ日の写真が撮れていないためこのまま帰ると消化不良になるということで、帰り道の途中で宮城県の蔵王に立ち寄ることにしました。
旅行第4日目、天気予報では蔵王地方は晴れ。
今まで蔵王には3回チャレンジしましたが麓は晴れていても山の上は雲の中、前回来たときは雲海の上...というような状態でまともな晴れ日に遭遇したことがありませんでした。
今回はどうなるか、期待半分不安半分で登山を開始します。
山頂に登る前にまず日本百名瀑の三階滝が現れます。
蔵王連峰から流れ落ちる落差200mの滝は圧巻...なのですが、斜面が北向きなので朝日を真横に浴びる時間帯しか陽が当たりません。
こちらも過去に3度挑戦しましたがうまい具合に朝日を浴びる写真を撮ることができませんでした。
そして今回、移動中に仮眠しすぎて、日の出時刻の5時18分には間に合いませんでしたけど、初めて晴れ日の三階滝を撮影できました。

久々に天気運に恵まれたかな...と思いきや、一通り撮影を終了すると途端に雲が出てきて一気に曇り模様になってしまいました。
本当に山の天気は分かりません。

このまま進んで山頂に行くか、帰路に着くか悩みどころだったのですが、突然曇ったのだから突然晴れることもあるかも知れないと言う根拠のない期待を胸に秘め登頂開始。
ちなみに山頂までは車で8kmほど、ものの10分で登頂終了です。
山頂は完全に雲の中に入っている様子で視界はわずかに10m。
前回来たときは山小屋で昼まで好天を待っていたので、今回も昼を目安に天気とにらめっこしていると、10時頃、団体客の一人が「お釜見えたよ」と言いながら仲間を呼びに来る姿がありました。
どうやら山頂のお釜(カルデラ湖)の部分が雲の上に出たみたいです。
まだ全体的には雲の中なので写真撮影には向きませんが良い兆候です。
さらに待つこと一時間、突然雲が晴れ視界が開きました。

ついさっきまで曇っていたとは思えない晴れ渡った風景、まさに壮観です。
ここにたどり着くまで足掛け4年、ずいぶん長い道のりでしたけど今までの苦労が報われた思いでした。
旅の最後の最後に天気運の悪さも払拭できた...かもしれません。
気づいたら2時間もの間、山の斜面に立ち続け、写真を撮り続けていました。
登山客からは「あの人1時間もあそこで立ち続けているよー」と後ろ指さされたほどです。
君らが来るさらに1時間前から立っていたんだけどね~(心の声)
蔵王の撮影を終えた後はひたすら家路に向かいこの旅は終了となりました。
当初の計画はまったく消化できませんでしたけど、それなりに得るものがあったので良い旅だったと思います。
今回の旅で天気運の悪さは自覚したので、次回からは曇りでも撮れる滝や渓流の情報もしっかり調査してから旅に出ることにします。