『…妙に、静かだ…』
こういう時の、母の勘は、するどい。




三太郎を、探すと。
さっきまで、紙にお絵かきしていたのに、
いつの間にか、扉に。

『……まぁ、鉛筆なので、許す。』
これがペンだったら、
家中に悲鳴が響くところだった。