その大半が、「女子高生相手にバッシング」、「貧困家庭の現状を感化している」として反論・擁護するものばかり。
「なんであそこまでやるのか。高校生相手にですよ」
しかし、この言葉が示すように、論点をすり替えているようにしか見えるない。
原発推進派が、猫も杓子も使っていた手法に酷似する。
多くのまともなネット上での番組批判は、NHKやらせ体質への批判である。
報道内容の個々の疑問点への指摘を、貧困家庭への批判として問題をすり替えようとしているのは何故なのか。
通常、論点をすり替える手法は、やましいことがある場合に用いられることが多い。
下の記事にあるように「女子高生相手にバッシング」するものは、批判的意見の中のごく一部にすぎない。
反論の多くは、NHKの番組作りに向けられた批判があることは無視しているのも不思議な傾向である。
通常では考えにくい内容であるとしてネット上では、いくつかの疑問点が上がっている。
が、その疑問に答えた反論はほとんどみあたらない。
片山さつき議員のコメントは、そうした個々の疑問点に同感を抱いたというにすぎない。
片山憎しで論理が歪められているようにも見える。
反論を始めた論者が出ると、ここぞとばかりに尻馬に乗って反論を重ねるのは論者としては情けない限りだが、自由主義の下ではそういうヘタレな連中も容認される。
この問題でいつも不思議に感じるのは-前にも書いたが-このNHK番組の内容を見て違和感を感じない人々の感覚は、その目は、節穴?と問い質したくなるほど不思議でもある。
NHKのこの番組を通じて、いささかも内容に違和感を感じない一般視聴者がいたとしたら、逆に危険な脳の持ち主の可能性も出てくる。
ネット詐欺やオレオレ詐欺の事件や被害者を観察していると共通点がある。
彼らは、少しの違和感を軽視しやすい点である。
つまり、ほんの少しの違和感を疑問視することなく放置する人々は、詐欺被害にあいやすい傾向にあるとも言える。
少しでも身に覚えのある人は、ほんのちょっとした違和感を大切にして頂きたい。
孔子の教えに、「格物(かくぶつ)」という基本的な学ぶ姿勢がある。
あらゆる物事を学ぶには、その物をよくよく観察しなさい。
そうすれば、モノの本質が見え、そこから学ぶことができる。
というもの。
下の記事では「批判は、『,絶対的貧困』と『相対的貧困』を混同している」という趣旨の指摘をしているが、ネット上の真摯な意見を見る限り、その指摘はナンセンス極まりない。
これらは、原発ムラの産経や霞が関の提灯論者の論法を髣髴とさせる。
報道には、些かのウソや誇張があっては、信ぴょう性を欠くにとどまらず、真実を歪めしまうだろう。
報道はあくまで愚直であるべきである。
事実に沿って愚直に。
『片山さつきも参戦! NHK貧困JKバッシングの嫌な感じ
dot 2016.8.31
「なんであそこまでやるのか。高校生相手にですよ」
神奈川県子ども家庭課の小島厚課長(55)は憤りを隠さない。8月18日、NHKの「ニュース7」内で報道された話題が、ネット上で“炎上”したことだ。
ニュースは県の「かながわ子どもの貧困対策会議」が開いたイベントを紹介したもので、ある女子高生が実名で自身の窮状を話す様子も映し出された。母子家庭に育ち、母親の仕事もアルバイトで経済的に厳しいこと、キーボードだけを購入してパソコンの練習をしたこと、専門学校進学を諦めたことなどが報じられた。
だが、報道後まもなく、ネット上では、画面に映った女子高生の画材が高額だとか、彼女がツイッターでつぶやいた映画・舞台の鑑賞や、千円以上のランチを食べたことなどをあげつらい、「これで貧困といえるのか」「NHKのねつ造報道」などの批判で溢れた。個人情報もさらされ、人権侵害といえる状況に発展。
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片山議員の本意を聞こうと取材を申し入れたが、「ネット上に出ているコメントが全て」(片山事務所)だそうだ。
※週刊朝日 2016年9月9日号』(msn news)
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e7%89%87%e5%b1%b1%e3%81%95%e3%81%a4%e3%81%8d%e3%82%82%e5%8f%82%e6%88%a6%ef%bc%81-nhk%e8%b2%a7%e5%9b%b0jk%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ae%e5%ab%8c%e3%81%aa%e6%84%9f%e3%81%98/ar-AAigRp0#page=2