日本の知識人が中国を見誤る理由-誤った中国観 岡本隆司 ~ 安倍自民も全くわかっていない | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

安倍自民も霞が関も中国人のものの考え方を全く理解していない。
そういう自分も中国人の一般的性格を深く理解しているわけではないが、少なくとも安部自民が取る対中政策が中国人のものの考え方を把握できていないトンチンカンなものであることくらいは理解できる。

特に中国という国についてさほど詳しいわけではないが、殷~周に始まり中国有史以来、国と国との壮絶な覇権争いに明け暮れてきたこと、日本なら汚いと罵られるようなことが戦略として当然にまかり通っていることくらいは知っておく必要がある。

「孫子の兵法」も当初は多くの将軍からは下賎な汚い戦い方で勇者の恥と罵られていたが、現実主義しか通らない覇権争いにおいてはいつの間にかほとんどの王侯貴族や将軍たちから「神業のごとし」と呼ばれるほどに進化している。

そういう何千年もの経験を経て今の中国共産党独裁政権がある。
安部自民や霞が関などが考える手法は、中国政府にとっては赤子の手をひねるよりも易しいに違いない。

浅知恵の安部晋三や軽薄な麻生太郎などは所詮、ぼんぼんの集まりであって、本来の保守自民党とは言い難い。
麻生太郎と山根元会長はキャラがかぶるだけに日本のトップとしてはみすぼらしい。
早いうちに本来の保守政党に戻ってもらうのが日本国民と日本国にとっては無難だろう。


「 日本の知識人がいつも中国を見誤る理由 問題は近代日本の中国観にある
岡本 隆司 2018/08/09 11:00
東洋経済オンライン

日中間の問題は、中国側の日本理解の乏しさに多くの原因がある。しかし、一方で、日本人も中国を正しくとらえられていないのではないか。

近著『近代日本の中国観』を著した岡本隆司氏が、現代まで続く日本人の中国観の枠組みについて論じる。

石橋湛山と「小日本主義」

 「朝鮮台湾樺太も棄てる覚悟をしろ、支那や、シベリヤに対する干渉は、勿論やめろ」

 これは大正10(1921)年、『東洋経済新報』に載った「大日本主義の幻想」という論説の冒頭のフレーズ。第一次世界大戦という大正の「天佑」を奇貨として、青島(チンタオ)占領・二十一カ条要求など、中国への「干渉」を強めた日本の行為に強く反発している。
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 尖閣などの「領土」問題、台湾・香港など「一つの中国」、あるいはAIIB、「一帯一路」構想などなど、日本にもかかわる目前の問題に直面するわれわれは、やはりその「言葉だけ」にとらわれていまいか。

 「空言」を生み出す中国社会のメカニズム。それをありのままにとらえることの難しさ、大切さは、石橋はじめ、険しい日中関係に苦悩した先人たちが、身をもって示してくれた。

 われわれはそれをかみしめながら、ありのままの中国を見つける営みを地道に続けなくてはならない。またそんな営みを冷遇することのない社会を構築する必要がある。」(msn news)
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e7%9f%a5%e8%ad%98%e4%ba%ba%e3%81%8c%ef%bd%a2%e3%81%84%e3%81%a4%e3%82%82%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%82%92%e8%a6%8b%e8%aa%a4%e3%82%8b%ef%bd%a3%e7%90%86%e7%94%b1-%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%af%ef%bd%a2%e8%bf%91%e4%bb%a3%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e8%a6%b3%ef%bd%a3%e3%81%ab%e3%81%82%e3%82%8b/ar-BBLGgbF#page=2