なぜ理研の理事たちは辞任しないのか。
この答えには2つの人種があげられるだろう。
1つは、辞任したくてもできない人。
もう1つは、何かと美味しい職場を辞めたくない人。
前者の例は、故笹井博士の場合が挙げられる。
元来、根が真面目な人で周囲に気を使うタイプ。
後者の例は、現野依良治理事長の場合だろう。
地位や報酬にこだわる自己保身タイプ。
「正法念処経」という地獄解説書に、権力をカサにきて善人を獄死させる「無食」という餓鬼が描かれているという。
野依理事長がそれに近いかどうかは分からないが、名誉欲、権威欲がハンパじゃないというウワサがあるらしい。
本来なら、最高責任者として小保方博士をかばうべきところ、「未熟者」と切り捨てたあたりに、人望とは程遠い偏屈な性格が表れているという指摘もあるらしい。
日本の科学技術組織の頂点にたつ理研の理事長ともなれば、名誉欲に憑りつかれた者にとっては、至上の地位ということだろう。
おまけに、理事長には、年間約2,000万円の報酬が副賞としてついてくる。
他のヒラ理事にも、1,000~1,500万円ほどの年俸が約束されている。
理研の収入源の90%は、国からの補助金・交付金だと言われる。
当然のことながら元は税金である。
その額、年間100億円を超えるとも言われる。
文科省官僚の天下り組織としては、文科省官僚にとって美味しいことこの上ない存在なのだろう。
このことを報じるメディアは、今の処見たことがない。
そんなこんなで、野依良治理事長以下、理事たちは、こんなに美味しい地位を辞することなどできるかというところだろう。
◆BLOGOS◆
『弁護士ドットコム 2014年08月27日 20:58
トップの責任の取り方とは――なぜ理研の理事たちは「辞任」しないのか?
「なぜ生前の苦しみを共有・緩和しつつ、悲劇的事態を回避できなかったか、悔恨の極みです」。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長の自殺について、理研の野依良治理事長は8月27日の記者会見で、このような後悔の言葉を口にした。
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記者会見の質疑応答では、野依理事長に対して、「トップの責任の取り方として、アクションプラン策定のタイミングで幹部の一新をはかるという考え方もあると思うが、引き続き、野依さんが理事長をつとめたいというのはなぜか」という質問がぶつけられた。
それに対して、野依理事長は「理事長としてアクションプランの陣頭指揮をとるのが、私の責務だと考えている。下村大臣からもそのような指示を受けたので、この観点から全力を尽くしていきたい」と意気込みを口にした。
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一方、川合理事は「私は、今回の事案を解決するなかで、試行錯誤しながら進めてきたこともたくさんある。まだ道半ば。私は責任をもって、きちんとやるべきことを果たして、きちっとした結果を残したいと思っている。それがいまの責任の果たし方だと考えている」と語り、辞任する意志はないことを明確にした。
もう一人、記者会見に出席した坪井裕理事は「再発防止策のとりまとめの担当をまかされており、与えられた責務をこなすことが基本的な役割だと思っている」と簡潔に説明した。』(blogos)
http://blogos.com/article/93295/
◆理研理事の報酬◆
理事長…約2,000万円、理事…約1,000~1,500万円
http://www.riken.jp/~/media/riken/about/info/kyuyosuijyun25.pdf
◆ビジネスジャーナル◆
『2014年04月10日20時00分
小保方氏に責任押し付け“金満体質”理研の異常な成果主義と天下りの蔓延~理研研究者証言
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「野依氏は一流の研究者だが、一流の経営者ではない。しかし、自分は一流の経営者だと思っている。そこを天下り官僚と取り巻きにうまくつけ込まれて、利用されているだけ。今、理研内ではよく『野依さんの指示だから』といったような言い方がされますが、実際には野依氏は指示をしていません」(理研関係者)
●強まる天下り官僚の支配
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野依氏を文科省出身の天下り官僚が操り、役所に逆らわない研究機関化した。その結果、理事がどのような根拠で選ばれているかももわからず、天下り官僚とその取り巻きたちがすべて「談合」で決めていく組織となった。
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今回の論文問題は小保方氏個人だけの問題ではない。理研の組織風土が大きく関与していると見たほうがいい。
(文=井上久男/ジャーナリスト)』