やはり特定秘密法案が成立したが、よく分からないことがある。
先の衆院選で、安倍自民の危うさを懸念して、他の党に投票したした人たちが、原発や秘密保護法案に反対するのは、理解できる。
こうなることは、安倍自民を信用しない国民にとっては、おおよそ想定内のできごとだった。
しかし、安倍自民を支持した人たちまでもが、原発や秘密保護法案に反対するのはなぜなのだろか。
安倍自民が、危うい集団であることに気が付かなかったのだろう。
選挙民としての責任が、信頼できる政党を見極めることにあるとすれば、怠惰といわれても仕方がない。
かといって、安倍自民に裏切られた一般国民を非難することはできないだろう。
それは、詐欺の被害者を非難するのに等しいからだ。
ところで、不思議なことに秘密保護法案を支持する声もある。
よくよく意見を聞いてみると、大半の意見が、スパイ防止という目的が正しいから必要だという。
そこが、法律のマジックである。
現代のまともな法治国家で、目的がいかがわしい法律など通るはずもない。
そこで、法律には、だれが見ても、その目的には正しいと思えること、立派なことを書くことになっている。
つまりは、法律の「目的」は、建前なのだ。
安倍自民の説明も、目的の正しさしか言わないし、賛成者も法律の素人なのでそこに賛同する。
ところが、もっとも問題なのは、その手段である。
目的は正しくても、やり方が不当なら、悪行になる。
秘密保護法案に反対する人々の大半は、その目的が正しいこと、必要なことは認めている。
そのやり方についての条文が、とてもあいまいな書き方をしている点を問題にあげている。
法律の滋養分はなかなか素人には分かりにくい。
なので、特に、革新系、保守系を問わず、多くの法律の専門家たちが反対していることに注目するといいだろう。
条文の裏まで読み取れる能力を持った専門家たちが、口をそろえて「危うい」と評しているのだから、この法律が、人権侵害の可能性を持っていることくらいは推測できるだろう。
この法律の成立に賛成する人は、「金は要るけど自由は要らない。」と言っているのと同じと思っていいだろう。
「金は要るけど自由もいる」とか「金はともかく自由は要る」という人は、反対するのがスジだろう。
日本の政府は、いつの間にか中国共産主義のような独裁政府になりつつあることは確かだろうね。
『秘密保護法が成立 内閣不信任案は否決
2013.12.6 23:29 [自民党]
機密を漏らした公務員らへの罰則を強める特定秘密保護法は6日深夜の参院本会議で採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決、成立した。
本会議審議に先立ち、日本維新の会とみんなの党は退席。
ただ、みんなの一部議員は議場に残り反対した。
民主党も「強行採決を是認できない」(郡司彰参院議員会長)との理由で一度は退席したが、途中で議場に戻って反対する混乱があった。
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与党と日本維新の会、みんなの党の4党協議で、情報保全に関する第三者機関を内閣府に設置することでも合意している。
政府・与党は「国家安全保障会議(NSC)」創設とともに今国会での成立を目指してきた。』(msn news)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131206/plc13120623300034-n1.htm