震災前、流ブームになった激安クーポンサイト。どこがいいのか分からないうちに下火になったらしい。 | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

ゼミや稽古仲間の飲み会で、クーポンを使うことがある。
しかし、普通の割引クーポンである。

たまに高田馬場周辺で飲み会をやるときに、予約と同時に割引クーポンを印刷して店に出すと、1~1.5割引きとかサービス品が付いたりするので、喜ばれることが少なくない。

しかし、2010年ころに流行った、「20人応募があれば半額」とかいういわゆるクーポンサイトは利用したことがない。

なぜかといえば、あくまで個人的な感覚なのだが。
この「○○人集まれば」という条件で、不確定要素に依存できるほど自由な時間がないこと、「○○すれば半額」というのが、さもしい自分がいることが気になることなどが理由なのかも知れない。

このことは、どんなに美味しいと評判の店であっても、長蛇の列に並ばなければいけなかったり、少しでも美味しくないものが出てくるとそのまま帰ってしまうようなワガママな性格-知人の評価-あるいは美食家ではないことと関係があるのかもしれない。

また、下の記事にあるように「ただの安売り合戦には飽きた」というお客の心理はわかる気がする。

個人的な嗜好で行く気にならなかった最大の要因がある。
それは、ネット界では、「webページにあるうたい文句には裏がある」というのが常識となっている現在、どれほどの品質なのか分からないという点にある。

以前、問題となった「やらせレビュー」や「粉飾レビュー」もそうだが、ネットではウソや誇大広告は当たり前のように存在する。

実際、このクーポンサイトでもそういった類いの便乗店が少なくないという話を聞いたことがある。
ブームは終わる。
しかし、地道に誠実に営業している店は長く存在できる。

ブームが廃れる頃が、機が熟するとき。
待てば、静かなひと時を過ごせる空間を楽しめそうな気がする。


『クーポンサイト なぜ廃れた?
THE PAGE 9月10日(火)11時46分配信

 2010年から2011年前半にかけて、話題となったクーポンサイト。フラッシュマーケティングという手法で、「○時間以内に△△人が購入すればディナー半額に」という、共同購入モデルとして話題になりました。参入障壁の低さから、一時は100サイト以上も誕生しました。また、アメリカの大手、グルーポン社が日本市場へ進出、リクルートなども参入し、わずか数カ月で“戦国時代”へ突入するなど、多くのメディアでも取り上げられました。
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――日本で定着しなかった理由は?
 「フラッシュマーケティングの本来の手法は“体験”を共有すること。30人が24時間以内に購入する、というイベントを体験し、レストランのコースを安く体験する、というところが新しかったのですが、徐々に、単に安いだけのクーポンになってしまった。当時、デフレだったこともあり、単なる安売りには、ユーザーが共感しなくなったのが一番の原因ではないでしょうか」
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■鈴木ちさ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング コンサルティング・国際事業本部 経営戦略部コンサルタント。大学卒業後、男性化粧品メーカー、教育サービス会社、マーケティング・リサーチ会社を経て現職。「ブランド」を起点とした組織の活性化、マーケティング戦略策定、顧客コミュニケーション戦略策定など、広義のブランド・マーケティング関連プロジェクトを多く手掛ける。
』(yahoo news)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130910-00010002-wordleaf-bus_all