経産省在職中、枝野議員率いる経産省キャリアに壮絶なイジメにあいながらも、義を貫き、ガンとして譲らなかった好漢の一人。
古賀茂明氏。
この頑固さは、筋金入りで、小沢一郎議員に似ている。
しかも、大阪市長も含めた政治家と違って、自分だけが目立とうと言うズルさがない。
かと言って、私利に走るといった我欲もみられない。
不思議なことに、その対極にある橋下市長に近接した立場にある点も面白い。
元官僚だけあって、古賀氏の橋下市長に対する評価は、極めて俯瞰的で冷静。
なので、我々一般庶民にとって橋下市長に対する評価の目安になりそう気がする。
ここで、2つの週刊誌が対極にあるのが、面白い。
1つは、「この国には橋下徹しかいない」と新興宗教の教祖様のように持ち上げる「週刊現代」。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/120903/top_01_01.html
もう1つは、事実の分析から慎重な評価をする「週刊ポスト」。
http://www.news-postseven.com/archives/20120827_139334.html
下の記事を見る限り、古賀顧問のスタンスは、「週刊ポスト」と「週刊現代」の中間にあるように見える。
この人は、庶民を犠牲にして組織の利益を図ることに憤りを感じ、貫く資質の持ち主。
なので、たとえ橋下市長の顧問であっても、手厳しい評価になる可能性もある。
今後の評価が気になる。
ちなみに、このフィーバーぶりに乗らず、維新の会とは距離を置いている「国民生活党」は、ある意味賢明なのかもしれない。
古賀氏は、小沢議員を「過去の人のことより、復興が大切」と発言したことがある。
ある意味事実かもしれないが、政治家には手厳しい。
たとえ、維新の会が国政に出たとしても、霞ヶ関にとっては第二の民主党と同じ。
赤子の手をひねるようなもの。
初期の民主党より簡単だろうと豪語する声もあるという。
党派を超えた連携ができない限りは、霞ヶ関はおろか原発政策すら改革はムリだろうね。
『官々愕々 過熱気味の「維新の会」連携フィーバー 2012年09月09日(日)古賀茂明「日本再生に挑む」
このところ、新聞、テレビは、橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会の国政進出をめぐる話題で賑やかだ。
落ちこぼれ議員のすり寄りはともかく、一頃は石原東京都知事が話題に上り、先々週には民主党の松野元官房副長官が登場したと思ったら、最近は、政策で一致しているみんなの党と袂を分かったとか、安倍元総理が近付いたなどと日替わりメニューのようだ。
こうしたフィーバーが生じるのは、政策本位と言っていた大阪維新の会自身が、いよいよ国政進出のための具体的方法について様々な選択肢の検討に入ったからである。
どこと連携するのかは本来政策で決まるはずだ、というのが維新の会の立場だ。
ということは、政策の議論を続けて行けば答えはおのずと出るのだが、現実はそう単純ではない。
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大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議は、遅くとも2030年までに原発ゼロという提言をしている。
橋下氏も、2030年原発ゼロは出来るという確信を持った、としながらも、維新の原発政策はまだ具体的になっていない。
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つまり、リーダー探しを余儀なくされる維新の会が、安倍氏にそれを期待した場合、脱原発政策が揺らぐ可能性があり、その時に維新の会のメンバーは、中小企業との関係でむしろそれを歓迎するので、歯止めが利かないという見立てだ。
現実には、これまでの橋下氏の言動を見る限り、経産官僚が夢見るような話になるはずがないのだが、そんな冷静な判断を見失わせるほど、維新の会「連携フィーバー」は過熱しているようだ。
「週刊現代」2012年9月15日号より 』(現代ビジネス)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33433