すこし前になるが、週刊文春3月1日号に「衝撃スクープ 郡山4歳児と7歳児に『甲状腺がん』の疑い!」と題する記事が出た。
これに対し、取材源の内科医(匿名)が、「文春の記事は、誤報」として抗議する記者会見があった。
この記者会見は、USTREAMの動画がネット上で見ることができたが、今は、削除されている。
さらに、この記者会見に対して、記事を書いた「おしどりマコ」という女子と文春のキャップが反論の記者会見をしたというので、これもUSTREAMの動画がネット上で見ることができる。
この録画は3月2日現在も、あるらしい。
そのうち消されるかも。
(http://www.ustream.tv/recorded/20683152 )
そこで、文春の記事と抗議した内科医の会見。
その抗議に対する反論の文春側の会見を見てみた。
その結論は、どうにも腑に落ちない騒動の印象だった。
この記事の真偽は、わからない。
ただ、野田政府や自治体の隠ぺい癖からみると、真実である可能性は十分考えられる。
原発事故による放射能汚染で健康被害が出ても、政府や自治体が、これを隠そうとする方向に動くのは、ごく普通にありうることだろう。
記事の内容は、やや煩雑な印象も受けるが、児童や母親などの存在が、具体的に書かれていること。
これまでのおしどりマコ女史の救援活動が、真摯で継続的あるらしいこと。
などから、私的な印象では、おそらくは真実である可能性が高いような気がする。
ただ、これら一連の事実の流れである「スクープ記事→誤報の抗議→再反論」の中身が、今一つ腑に落ちない。
秘匿されるべき取材源の内科医が、実名そのままで記者会見をしている点が、まず引っ掛かった。
それに加えて、再反論の文春の記者会見の内容も腑に落ちない点が多々あった。
そもそも週刊文春は、大阪市長選で、橋下候補を親族のスキャンダルでバッシングをするような品のない週刊誌で、信頼性に欠けるというイメージが強い。
真摯な救援活動を続ける、おしどりマコ女史が、怪しい週刊誌に、記事を書くということに対する違和感も強い。
たしかに、勘ぐれば、きりはない。
が、この一連の騒動が、仮に、文春の仕掛けたヤラセだったとすれば、おしどりマコ女史は文春に利用されたことになる。
福島の子供たちに健康異常がでているかどうかは、きわめて重要な問題。
週刊文春の記事は、過去の掲載記事を見ても、公正なジャーナリストとしての資質を疑われるという指摘もある。
こんな週刊誌におしどりマコ女史の書く真摯な記事を載せるのは、かえって逆効果のような気もする。
そんな印象を受けた一連の騒動でした。
孫子の言葉に、「目的が正しくても、手段が不当なら、民心は得られない。」とあるらしい。
また、「墨に近づけば必ず黒くなり、朱に近づけば必ず赤くなる」という故事もある。
後々、マコ女史の活動に支障をきたすことにならなければいいが。。。
言動は、慎重の上にも慎重を。