福島県の福島米の安全宣言は何だったのか。ここにも、政治的配慮と客観的事実の混同がありそう。 | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

次々に見つかる福島産米の放射能汚染関連の問題が、さらに混迷を深めている。


そこで、この点について、早くから福島産米の汚染を指摘していた武田教授。

一部の評論家やメディアは、武田教授の指摘を「風評被害」として、子供じみたバッシングがあるという。


結局、汚染状況が分かるにつれ、当時の武田教授の予想や指摘は正しかったことが分かってきた。

もっとも、危険学の観点からは、武田教授の指摘は、ごく当たり前の勧告だった。


そこで、武田教授が改めて警告しているので、そのブログを見てみた。


大雑把に総括すると。

やはり、測定値を表示しない関東の米は、子供や若者は避けるのがいい。

ということだろう。


汚染米や農作物を食べて復興援助をしようという福島県など自治体の主張は、異常に見えて仕方がない。

TPP導入以前に、日本の農業は廃退の道をたどっているのかも知れない。


ただ、この厳しい現実の中にあって「汚染の可能性がある米は、出せない」と信義を貫く農家もあるという。

そういう農家にこそ頑張ってもらいたい気がする。



『新米は食べられるか? その顛末

2011年の新米ができたとき、福島県は「コメは汚れていない」と安全宣言をしました。その時、このブログでは、「新米は来年まで待った方がよい」と書きました。

新米が汚れているかどうかは「政治の問題」ではなく、まぎれもなく「科学の問題」です。科学は「データ」だけでは判断しません。私が「新米は注意」と言ったのは、今までのデータでは「どのぐらい畑が汚れていたら、お米はどのぐらい汚染される」という「移行率」のデータがあるからです。

科学は、1)データをウソ偽りなく、詳細にとる、2)そのデータが過去の知見と合致するかどうかを見る、3)合致したら一応、データが正しいとする、4)合致しない場合はペンディングとして再実験する、というのが普通だからです。

福島の新米は安全なはずはないのです。これは農家の方が「懸命にやった」という人間的なこととは無関係で、汚染された畑からセシウム、ストロンチウムが稲に移るのは科学の問題です。 また、悪い人は東電であって、汚染米を買わない消費者でも、汚染米を予測する私でも無いのです。

また日本人の誠意という点から考えてみましょう。福島県はコメの安全宣言を出してから、危険なコメが多く見つかっています。それも暫定基準値です。だからすっかり信用を失いました。人間にとって間違ったことを言って信頼を得るのは困難です。誠実になってください。

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安全宣言をしたコメが汚染されていたのですから、当然、福島のコメは汚染されているということになります。それも政府の暫定基準ですから、子供には危険な1年5ミリの被曝を受けます。また福島産のお米を宮城産と偽って販売していますから、宮城産もダメということになります。

すでに稲を植えるときに畑を耕してしまったので、あと30年、泥沼のようなコメ作りになる可能性があります。農業の人は「苦労しているからみんなも汚染米を食べてくれ」という考えから、「生活は政府に補償して貰い、汚染米を出さない」ということに変更して貰いたいと思います。

できれば、1年5ミリではなく、日本の法律(これまで日本人を被曝の被害から守ってきた法律)を守って、外部被曝を含んで1年1ミリにしてください。それを福島から率先して実施して貰いたいと期待します。事実は覆りません。

(平成23年11月29日)
』(武田教授のブログ)

http://takedanet.com/2011/11/post_bcca.html