菅下ろしを画策する民主党の主流派。
この議員さんたちは、憲法の基本理念である三権分立を知らないらしい。
そもそも、行政権は内閣にあり、行政は、総理が指揮監督する。
内閣は総理が親分の組織で合議体型式を取っている。
が、それは、取締役会のような平等なメンバーの合議体ではない。
日本国憲法は、独断で行政を進める権限を総理大臣に与えている。
これをコントロールできるのは、国会だけであって、仙石議員率いる与党ではない。
また、大臣の任免権は、総理の独壇場。
前の「郵政民営化」で自民党をぶっ壊した小泉元総理も同じ手法をとった。
ただ、小泉元総理の場合、田中真紀子外相のスカートを足で踏んだことはあったが、行政は、ほぼ大臣にマル投げだった。
なので、閣僚内の混乱は殆どなかったが、菅総理はそうではないらしい。
いずれにせよ、菅総理に独断専権があることには変わりない。
目算の狂った民主の主流派が、寄ってたかって主流派代表だったはずの菅総理を引き摺り下ろそうとしているのだから、その菅総理が、反主流に走ったとしても不思議ではないだろう。
「脱原発は、総理の個人的見解で、内閣の意見ではない」ということ辞退、おかしな話である。憲法上の内閣というものがまったく理解できていない。
総理大臣が、公の場で、個人の意見を述べれば、それは、頂点に立つ親分の意見。子分が下界で口を挟む次元のものではない。つまり、内閣の見解ということになる。
そんなことも知らずに、国会議員や大臣をやっていたとは、民主党は、どういうお粗末な政党だろうかが分かる。
菅総理について言えば、被災地復興の遅延や消費税増税などの問題点は、たしかに、少なくない。
しかし、これまで「脱原発」を言う閣僚は、一人もいなかった。総理に多くを求めると全てを失う危険がある。
脱原発は、数ある問題の中でも最大の問題。ここは、欲張らず、「脱原発」一本でいいのではないかという気がする。
「二兎追う者は、一兎も得ず」という。
「現代ビジネス」によれば、脱原発の68%は、菅総理不支持という。
これも原発推進派のあげる数字だから、にわかには信じがたい。
しかし、この脱原発発言だけで、菅総理を支持する価値はあるような気がしてきた。
『脱原発「私個人の考え」 首相答弁に閣内の不満爆発
2011.7.16 08:11 (1/3ページ) 産経ニュース
「原発に依存しない社会」-。13日の記者会見でぶち上げた構想は、菅直人首相にとって起死回生の一発だったはずだが、完全に裏目に出た。内閣から不満が噴き出し、民主党内から即時退陣を求める声は強まるばかり。信用力を失った首相に政権崩落を食い止めるすべはもはや見つからない。(小島優)
「閣僚は脱原発依存社会の話など聞いたことがない。首相に真意を説明していただきたい。内閣の考えなのか。それとも首相個人の考えなのか」
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14日夜、東京・赤坂の日本料理店で民主党若手らと会食した首相は、焼酎グラスを傾けながらこう語った。地位に恋々としないことを強調したかったのか。それとも特例公債法案を退陣条件に掲げる自民、公明両党への牽制(けんせい)が狙いなのか。民主党は猫の目のように変わる首相の発言になお振り回されている。
』(msn news)