この記事によると、
佐藤福島県知事が、東電社長に「ちょい来たくらいでは、現状は分からない。100日くらい暮らしてみろ」という趣旨のことを言ったらしい。
これに対して、ネット上で批判が出ているらしい。
これを整理して考えてみた。
最近の情報では、九州まで放射性物質が、風に乗って飛んだらしい。
いまや関東から、関西にかけて放射能汚染が進み、やがて日本全土が、放射能汚染されるのも時間の問題かもしれない。
そんな中、全国民から、福島県知事に対する怒りがあるのも分かる気がする。
たしかに、福島県知事が、原発を誘致した経緯はある。
しかし、ここで、福島県と東電の関係は、福島県と他の地区との関係とは次元が異なる。
たぶん、東電と福島県との関係は、国を東電の連帯保証人とする土地使用の契約当事者のような関係だろう。とすれば、福島県は、原発の絶対安全の保証をした東電に対して、契約違反として責任追及できる。
つまり、佐藤県知事の発言は、契約違反の責任追及の主張だろう。
であるなら、これは、契約当事者内部の問題で正当。
これに対し、ネットでの批判は、福島県VS他の都道府県(福島県の反対派も含む)-の関係での批判。
二つは、次元が違うので、区別する必要があるだろうね。
とすれば、他の都道府県民との関係では、福島県の誘致、稼動承認は、東電との共同不法行為にあたる。
原発事故による放射能汚染は、加害行為に当たる。
福島県知事は、他の都道府県民に対して謝罪するのは当然だろう。
しかし、その謝罪の声は、残念ながら、今のところ聞かれない。
ネットユーザーの批判は、このことに対する怒りのあらわれだろうね。
『福島県知事が東電社長に「福島で暮らせ!」発言、対するネットの声. 2011年06月22日09時23分 提供:Pouch
東京電力の清水正孝社長と次期社長に内定した西沢俊夫常務が21日、福島県庁を訪れ、福島第1原発事故を改めて謝罪。
佐藤雄平知事は「福島に2、3時間来ても実態は分からない。100日間くらい暮らしてみなさい」(「毎日新聞」電子版より)など、強い口調で不満を訴えた。
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これに対し、ネット掲示板2ちゃんねるでは次のような声が上がっている。
「なんで原発誘致した知事が被害者面してるの? 」「知事も推進派だったんじゃないの? 」「東京電力福島支店にも対策本部を置いてはどうか?」「責任を取って辞めるって意味がわからない」「正論だが誘致したのはお前だろ 」
など東電への非難もさることながら、昨年、福島第一原発3号機へのプルサーマル受け入れを承諾した佐藤知事に対して厳しい声も。
はたして知事はいつまで被害者の立場でいるつもりなのか。原発推進派が掲げていた「絶対安全神話」を鵜呑みにし、積極的に原発を稼働させてきたことについて、せめて県民や周辺地域の人々に対し、謝罪と説明があっても良いはずである。
一方、原発を推進してきた関係者面々に対して、東京など離れた場所からではなく拠点を福島に移して活動をするべき……という一部国民の意見、こちらは完全にスルーらしい。(ライター=山田ゆり)』(livedoor news)