とても出張が嫌だ。
埋没をして生きていると、
時に突拍子もないところから
悩みが出てくることがある。
それが今回の出張だ。
1人の時間がないことも
嫌いな宴会が毎日あることも
寝る場所がまともじゃないことも
まあ、これは仕事だからと
たった数日の辛抱だと
やるしかないと切り替える。
ただ、問題は生活だ。
生活環境が変わる時に
自分はFTMだったと思い出す。
風呂も便所も
バレないようにやりくりすることも
今までも何回も嘘をつきながら
誤魔化しながらやってきたことだ。
もう慣れているし
俺は不器用だが要領は悪い方ではない。
きっと今回も上手く乗り切る。
ただ…
それには必ず頑張る俺がいるわけだ。
普通の人は
トイレに行く事に気を遣うか?
銭湯や浴場に行く事にこんなにも
色んな事を考えることがあるか?
普通の人には問題もないことも
俺は気を張らなくてはならないんだ。
自分では男って思って生きてるし、
自信もある。
職場ではタフな後輩であり、
強い先輩でいるつもりだけど、
俺には弱点がある。
それは決して、バレたくはない。
これが俺が選んだ道だから
色んな感情や葛藤も
ちゃんと飲み込んで消化するんだ。
今回の出張は絶対ないけど、
宴会のあとに男のノリで
みんなで風俗に行くことなって、
無理矢理連れていかれた事がある。
断りきれないから中に入って、
金だけ払って、秒で外に出た。
あれはスーパー虚しい。
いくらか忘れたけど高かったしな。
全くもう。
来世はこんな悩みはいらねえ。
頼むよ神さまって
少なくとも20年は言ってる。
これは来世は期待できるな。
とまあ、疲れてブレブレな日記だが
心身が疲れると分かっているノルマに
直面するときは憂鬱だってことだ。
こんな憂鬱な出張のために
事前準備やミィーティングがあり
職場をぬけることが増える。
その度に頭を下げる。
戻ってから
バタバタと自分の仕事をする。
出張で不在の間の仕事も
計算しながら片付けていく。
○○に行く出張なんて遊びに行くだけだから、
職場で仕事してる人間の負担が増えると
嫌味を言ってくるオッさんもいる。
じゃあ、あんたが代わりに行ってくれよと
言いたいのを我慢して、
和やかに済むように
笑いながら頭を下げる。
あー、大人はとても大変だな。
ただ、その辛抱も
頑張れる原動力になってくれるのは
やはり彼女の存在だ。
そんな彼女とは遠距離をしていて
気付けば2ヶ月会っていない。
2ヶ月会っていないのに、
存在は変わらず大きくて、
何気ない会話をするだけで
フッと肩の力が抜け、笑っている。
彼女以外では感じることのない
感情も抱く。
この感情を抱けるのは
恋人がいるなら当たり前とは思わない。
彼氏がFTMのカップルだと
絆が強くなりやすいとかも思わない。
あの子があの子で俺が俺だったから、
こんな幸福度の高い恋愛が
成立するんだと思ったら
ニヤっとしてしまうね。
まあそんな遠距離生活だが、
宣言が解除され、
少し会えそうな日にちが出てきた。
ここでびっくりしたのが、
決して確定はしていない
彼女と会えるかもと言っていた日を
俺は彼女と会える日に
勝手に変換していた。
確約できていないことは
ちゃんと分かっているのに
出張頑張ったら彼女に会える
ってすごい脳内変換!
人間の脳みそは
都合いいようにできてんな。まじで。
守らないかん彼女を困らせて
情けない彼氏でした。ごめんな。
結果はまだぼやっとしてるので
記載はしないが、
現実は甘くないってことだ。
冷静さを欠いていた自分に反省ってことだ。
あとコロナがちょー憎いってことだ。
近い将来に
こんな時代もあったと
あの子と笑いたいもんです。
あー、会いたい。
頭を撫でたい。
手を握りたい。
一緒に飯を食いたい。
一緒に布団に転がりたい。
やりたがってる事を叶えてやりたい。
笑った顔をみたい。
スヤスヤ寝ている寝顔を見たい。
願いはシンプル。
今この瞬間、
俺は世の中の大人たちの中で
群を抜いて純粋な男な自信がある。
ドヤ