冬休み、彼女と俺の実家へ行った。
いつも1人で無心で向かう
実家への移動の道中が
彼女といると、
全部が楽しくて嬉しかった。
いい歳した自分が
子供みたいにわくわくしていたし、
隣にいてくれるだけで
こんなに安心するのかと驚いたもんだ。
結婚を考えてると宣言した上で
彼女を実家に連れて行くのは初めてだ。
俺の動物園みたいな家族たちを
彼女に受け入れて貰えるか
正直、少し緊張してドキドキした。
人見知りの彼女はめちゃくちゃ
緊張してただろう。
俺の家族も緊張していたが
彼女に気に入られようとしているのが
見ていて面白かった。
俺が話していた時点で
好感しかなかった彼女を
実際に目の当たりにして、
俺の家族は更に彼女に対しての
好感が爆上がりしていた。
そうだろそうだろと
鼻が高い気持ちだった。
ふと思うが、FTMの俺が
男として、婚約者を実家に招いて
おもてなしが出来ることを
昔の俺は想像すらしてなかった。
家族の誰しもが俺を男として見て
俺の婚約者を大切にしてくれようとするし、
俺の横には
俺の全部を好きだと真っ直ぐに
伝えてくれる婚約した彼女がいる。
こんな幸せで俺明日死ぬんか?と思った。
世の中には、子がFTMという事実を
受け入れてくれない家族もいるだろう。
まだ自分を愛してくれるパートナーに
出会えてない人もいるかもしれない。
だから俺は恵まれている。
彼女と実家にいて楽しかったことも
印象残ってることも
たくさんあるんだが、
部分的にメモに残す。
ここからはただの惚気だ。
まず俺は人間全般的に、
育ちが良く品がある人が好きだ。
俺自身が育ちがいい訳でも
品がある訳でもないが、
むかーしから、
そーゆー人に憧れるし、惹かれるから
そんな人が俗にいうタイプというものなのだろう。
彼女に関しては
タイプとかそんな次元の話ではなく
全てどどストライクな訳だが、
唯一昔から変わらない
俺自身のタイプに
彼女に当てはめてみても
綺麗に当てはまるから、彼女最強説。
前置き長いが、今回も
彼女の品の良さに惚れ直すとこが
いくつもあった。
まずは、俺の動物園家族にあった時だ。
やっぱり彼女は
話し方も立ち振る舞いも品があるのだ。
いい女だろう?って
とても鼻高々だった。
他にも俺が朝、のそのそ起きたままの
布団も気づけば綺麗に畳んでくれ、
服や荷物も綺麗に片付けて(俺の分まで)、
彼女の鞄の中も常に綺麗。
鞄の中、綺麗な女性ってすごく好きなんだが
だれか分かってくれるだろうか。
彼女は食べ方も綺麗だし、
彼女は無意識だろうが、
俺の事を面倒見ようとしてくれている。
世話焼かれなれてない俺には
彼女の家庭的な一面にドキッとするし、
嬉しいなあと思うので、
俺も真似しようと思うのだ。
きっと彼女はこれから大変だろう。
俺はわりかし向上心高めなので、
彼女の見様見真似でやってあげようとすると思う。それで満足するのだ。
手先が器用な親友には
迷惑だけど憎めないから
腹立つと言われている。
ありがとう、褒め言葉。
きっと彼女に比べてクオリティは低いから
手直ししざるを得ない彼女は大変だろう。
今までの俺なら、恋人に世話焼いてもらうと
トキメキどころか、逃げてしまってただろうが
それが彼女は心地いいのだから不思議だな。
彼女に惚れ直した項目二つ目は
子どもを相手にする彼女の姿を見たときだ。
俺も子どもが好きで彼女も子ども好きだ。
俺の姪っ子、通常、カイジュウなんだが。
元気ありあまるカイジュウの相手を嫌な顔せず
してくれて、
無邪気に遊ぶ姿に微笑ましかった。
なんなら彼女がカイジュウを見る顔?
眼差し?が優しくて
また惚れたわけだ。
もしのもし、俺らに縁があり
彼女が母になった時、
俺は彼女と我が子にベタ惚れだろう。
まあ、彼女となら2人でも
一生楽しくてベタ惚れだがな。
3つ目は彼女と妹とノリと勢いで
スノーボードに行ったことだ。
すごい吹雪だし、時間も時間で
思うように滑れないだろうし、
スノボは初めては難しくて
疲れさせちゃうだけじゃないかと
色々考えている俺を他所に
彼女と妹はやる気満々。
どちらとも初心者だ。
案の定、たくさん転ぶし、
気付けば雪に突っ込んで刺さってるし、
過保護な俺にはハラハラだったんだが、
一生懸命、滑る姿にがたくましくて
健気で…。
しかも話すたびに楽しい!って
頭に雪を乗せながら言うもんだから
なんだこの可愛い生き物は…。と
ただただ、萌えてました。
俺も、6、7年まともに滑ってないから
すごく鈍ってしまっていたけれど
同居してから、ちょくちょく
彼女と滑りにいこうと思いました。
ペラペラっの雪が降るだけで、
スノボスノボと目を輝かせるしな。
あと、妹と話した彼女にふと言われた一言
〇〇くん(俺)は1人が好きなの?
そうそう、そう言えば
俺は根っからの1人好きだ。
妹が彼女に言うくらい
自他ともに認める1人好きだ。
俺はあまり群れるのが得意じゃない。
会っても親友や友達と、
人数も1人から2人程度だ。
頻度もすごく少ない。
それ以外は必要最低限の付き合いにして
1人で気ままに過ごすのが好きだ。
でも不思議だな。彼女とはいたいと思う。
趣味の旅行やキャンプも
いつも1人で行っていたのに
今は行く気にならない。
きっと行っても彼女と行きたいと
思うからだろう。
(同居して、1人で行ってこいと言われた時以外は彼女と行く気満々だ)
旅行だけじゃない。
何がする訳でなくても
隣や近くにいて欲しいとも思う。
なんなんだろうな。
恋人なそんなもんじゃない?と
思うかもしれないが、
過去を振り返っても俺はそんな事はない。
1人の時間もしっかりと大事にしてきた奴だ。
恋人の中でも彼女は特別なのだろう。
四つ目は彼女と両親がプレゼントしてくれた温泉旅館に行った時だ。
まず浴衣姿が可愛い。
美しい。
大人デート感を満喫してこれた。
親父やお袋や、彼女の家族に
旅行をプレゼントしたいという俺に
当たり前のように賛同してくれる彼女。
なんならもっと膨らませて
話してくるので
あーおれ、この子で良かったと
心底思いました。
お土産も沢山家族に買ってて、
俺の家にまで買ってくれて、
なんなら俺にまで買ってくれた
素敵な人です。
余談だが、客室露天風呂に
入りに行った彼女を盗撮しようと
ベランダから覗いたら
風呂掻き回す棒もって
犬のように回りながら掻き混ぜてた姿が
目に飛び込み、写真どころじゃなかった。
笑った。笑った。
俺は温泉が好きなんだが、彼女も
好きになってくれて嬉しかった。
そんなこんなで、他にも沢山あるんだが、
初実家の旅はとてもいい思い出だ。
帰りの新幹線は
姪っ子怪獣と離れるのが
寂しくて、しょぼんとなるんだが、
彼女がいたから、あまり落ち込まず帰れた。
これからもどうぞ
俺と俺の家族をよろしく頼みます