いつものように、
診察室で仕事をしていると、
なんだか待合室がとても賑やかです。
チラっと診察室から見てみると、
子供達が走り回っています。(^_^;)
幼稚園児?小学校低学年?
くらいでしょうか。
同じような顔なので、
兄弟でしょうね。笑。
あ~もう夏休みなのですね。
子供達は、力が余っております。
お休み中は、
両親が仕事をしている家庭が多く、
夏休みなど、
長いお休みの期間は、
おじいちゃんやおばあちゃんが
子供のお世話をする事も多いです。
毎年のこの季節、
待合室での光景です。笑。
孫が暴れていても、
強くは言えないおじいちゃんおばあちゃん。
気持ちも分かります。
なんてったって、
目に入れても痛くない
可愛い孫ですからね~。(^_^)
待合室には、
割れてケガをするような備品は
置いてありませんが、
患者さんの中には、
杖で、やっと歩行が出来る方も
来院されています。
ぶつかると危ないな~
と、思っていました。
受付スタッフも、
「危ないよ~」
「ケガするよ~」
と、何度か声かけは、
していたみたいです。
だけど、言っても分からないのが子供。
そのくらいで落ち着く事はありません。笑。
まあ元気が良い証拠でしょうけど。(^_^;)
あまりに子供達の遊びが終わらないので、
そろそろ、私も注意しに行こうか、
と思っていたところ、
おじいちゃんが一言。
「注射してもらうよ!」
と。
あれだけ走り回っていた子供達が、
ピタッ!と静かになりました。笑。
おじいちゃんの一言で
一件落着です。
注射・・・
この言葉、めちゃ効きますね・・・・
病院は怖くないけど、
注射は怖いのですね?!
診察室では、
今日は、おじいちゃんの採血の日です。
おばあちゃんと二人の子供も
診察室へ入ってきました。
ドクターの診察が終わり、
私がおじいちゃんに採血する横で、
二人ともおばあちゃんにしがみついて、
少し離れて見ていました。
怖いのでしょうか、
めちゃ静かです。笑。
採血が終わって、
子供達に
「おじいちゃん強かったね~。」
と、言ったところ、
「うん、俺のおじいちゃんは強いんだ。」
と、二人とも口を揃えて言いました。笑。
とても良い子達です。
特に、おじいちゃんやおばあちゃんに
育ててもらった子は、
優しい子に育つ事が多いですね。
「痛かった?」
「おじいちゃん強いね。」
と、おじいちゃんに聞きながら、
手を引かれ、診察室を出て行きました。
会計を待っている間も、
二人は静かにしていました。
子供が元気が良いのは、
とても良いことです。
だけど、騒いで良い場所と
ダメな場所があることを
しっかり言い聞かせる事は、
大事です。
これが、<しつけ>ですね。
最近の学校では、
授業中でも動き回る子供も
いるような事を聞きました。
家庭での<しつけ>が、
外でも影響されます。
<三つ子の魂 百まで>
と、いうことわざもあります。
子供のうちに、
ダメな事はダメと、
しっかり教育しておかないと、
大人になってから、
恥をかくのは、子供です。
育児は、どんな時代になっても、
ほんとに難しい・・・。
子育てに失敗すると、
一生、取り返せない悔いが残りますよ。(^_^;)