病院勤務をしていると、
「え、そこ?」という
意外な価値観に
出会うことがあります。
その代表格が、そう・・・
シャワートイレ問題。
日本が誇るハイテク設備、
シャワートイレ。
ボタンひとつで
清潔が手に入る時代なのに・・・
「使いません」
これ、
想像以上に多いです。
そして不思議なことに、
自宅でも同じ・・・
我が家もそうです。
設置されているのに、
誰も押さない。
・・・あのボタン、
ほぼインテリアです。笑。
まず、
「なぜ使わないのか?」
現場でよく聞く理由を
まとめると、
だいたいこうです。
「怖い」
「なんかイヤ」
「紙で十分」
「使い方がわからない」
「衛生的に不安」
はい、めちゃくちゃ
人間らしいです。
特に多いのが
“未知への恐怖”。(^_^;)
初めての人にとっては
「どこに当たるの?」
「勢いどうなるの?」
「間違ったらどうなるの?」
ほぼ、アトラクション前の
不安です。
そして一度、
勢いMAXの洗礼を
受けた人は、
二度と
戻ってきません。
でもナースとしては、
「使った方がいい人」も
確実にいると感じています。
例えば、
痔がある方。
ペーパーで拭くより、
水で優しく洗った方が
圧倒的に負担が少ない。
皮膚が弱い
高齢者も同じです。
摩擦を減らすだけで、
トラブルが減るケースは
多いのです。
オムツ使用の方にとっては、
清潔保持の面でも
かなり有効です。
つまり、
医療的にはメリットあり。
なのに使われない。
ここに、
人間の面白さがあります。
一方で、
「使いすぎ問題」もあります。
毎回しっかり
洗う人の中には、
逆に皮膚トラブルを
起こすケースも。
・かゆみ
・ヒリヒリ感
・湿疹
原因はシンプルで、
“洗いすぎ”。
必要な皮脂まで
流してしまうんですね。
さらに厄介なのが、
「使わないと出ない」
という依存タイプ。
水流刺激がクセになり、
排便がそれ前提に
なる人もいます。
便利すぎるのも、
考えものです。
結局のところ、
シャワートイレは
「使うべきもの」ではなく
「合う人が使うもの」。
これが一番
しっくりきます。
でも個人的に
一番面白いのは、
入院して初めて使って
ハマる人が多いこと。
それまで頑なに
拒否していたのに、
退院する頃には
「これ家にも欲しい・・・」
人は、環境で
変わります。笑。
ちなみに、
家族が使わないのは
全然珍しくありません。
むしろ
「一家全員フル活用」
の方がレアケースです。
今日もどこかの家庭で、
誰にも押されないまま
静かに待機している
ボタンがある。
そう思うと、
ちょっとだけ愛おしく
見えてきませんか?
・・・いや、見えないかも
しれませんが・・笑。