生まれてから今に至るまで、

人生には<分岐点>という

分かれ道に遭遇する事があります。

 

誰でも、その分岐点に

立った経験ありますよね?!

 

大きいものでは、

高校受験でしょうか。

 

進路は、後々の人生を

大きく左右するものです。

 

また、大学卒業後の就職先。

 

これもまた大事な選択で、

どの企業へ行くか、で迷う。

 

そして、結婚。

 

これは人生の中でも、

最も大事な分岐点。

 

いちばん重要な選択だと思っています。

 

この人でいいのか、

じっくり吟味?!して

人生をともにする相手を決める。

 

どの道に進むのか、

ひとつしか選べない。

 

そんな分岐点。

 

後悔しないような選択を、

 

と思いますが、皆さん

良い選択をしてきたでしょうか。

 

時々、振り返って、

後悔、反省してみるのもいいものです。(^_^;)

 

私の場合ですが、

ちょっと、振り返ってみましょう。笑。

 

まず、高校受験。

 

私立か公立か。

 

どちらも合格して、

さあ、どちらに行くか。

 

私立高校に行けば、

大学も推薦などで、

自然と私立大学になるでしょう。

 

親は、私立の高校を強く希望していました。

 

そのままストレートで大学へも行けたら、

履歴書には<大学卒業>と

余裕で書けます。

 

今は、どの企業も

4年大学卒業の履歴を

求めていますからね。

 

企業の求人は、

ほとんどそうです。(^_^;)

 

だけど、私はあえて、

公立高校を選びました。

 

なぜなら、まだ先の事など

分からない子供だったからです。

 

反抗期もあって、

親の意見は聞かなかったスレた中学生。

 

もし、私立高校へ行っていたなら、

大学進学して、企業に就職?!

 

きっと今の仕事(ナース)には

就いてなかったと思います。

 

公立高校へ行ったせいか、

気持ちはとても自由。

 

好きな部活をして、

友達とたくさん遊んで、

楽しい高校生活を送りました。

 

そして、進路決め。

 

大学へ行くか、

高卒で就職するか。

 

また大きい分岐点です。

 

私は始めから、

大学進学という選択はありませんでした。

 

何より今すぐにでも働いて、

自分で自由になるお金が欲しかった。

 

まだまだ子供ですね。笑。

 

大学受験を進めた親に、

ここでも反発して、

就職を希望していました。

 

そんな中での、親と担任との

三者面談。

 

大学受験を希望の親と、

就職希望の私。

 

大学は絶対行かない!

進学はしない!

 

担任の前で、親子ゲンカ。笑。

 

いや~な空気になった中で、

担任が一言。

 

「看護の専門学校行ってみませんか。」と。

 

は?看護??

看護師さんですかぁ~???

 

専門職をいきなり言われて、

大ゲンカしていた私も母も唖然。

 

ビックリしたというか、

あまりに突然、言われて・・・。

 

この時点で、専門学校という進路は、

私の選択肢にはなかったからです。

 

看護師・・・ナース・・・。

 

それから数週間、いろいろと

悩みました。

 

ナースというと、注射もしますね。

今まで生きてきて、

いちばん嫌いな注射です。笑。

 

イヤだな・・・。(^_^;)

 

そして2度目の三者面談。

最終決断の日です。

 

まだ迷っていた私ですが、

やはり担任の言葉。

 

「手に職を持っていると、

食いっぱぐれしませんよ。」と。笑!

 

それに食いついた私と母。

単純すぎる親子!笑!

 

看護師は、仕事の中で、

人との関わりも多く、そして深い。

社会勉強にもなる。

 

医療方面もたくさん勉強出来る。

 

そして、人の生死に関わる重要な仕事。

 

と、担任の押し。(^_^;)

 

そこで決めました。

 

どこまで出来るか分からないけど、

やってみようか・・・

 

私の生まれて初めての挑戦・・・

 

看護の専門学校へ進もうと。

 

はい、今の私があるのは、

この担任の言葉だったのです。

 

<食いっぱぐれ!>という。笑!

 

担任の言ったことは本当で、

この仕事をしている限り、

食べられないことはありませんでした。

 

しっかり生活していけます。

 

就職先が病院やクリニックということもあり、

企業と違って、つぶれることはない。

 

閉院になることは、少ない。

どこかしら、勤めていける。

 

そして、看護学校、

国家試験を受け、病院へ就職。

 

数年後、勤めていた病院に

ちょこちょこ来ていた救急隊のダンナと結婚。

 

まあナースのよくあるパターンですね。

 

今思うと、

私のこれまでの選択は、

これで良かったんじゃないか、と。

 

看護師の資格をとったら、

仕事先を変えても、確かに食べていけた。

 

あの時、大学進学を決めていたら、

今の自分は、なかったでしょうね。

 

人生の大事な分岐点を、

第三者(担任)の意見で決めた私・・・。

 

人生の先輩の意見は、

とても重く、そして確かな事でした。

 

この分岐点に立つ時は、

 

自分だけでなく、他の人の意見も

たくさん聞いた方がいい、と思います。

 

そして、悩んで悩んで悩んで・・・

 

最終的に自分で決める。

 

自分の人生ですからね。

 

特に、若い方なら、

広く世界を見つめて、

 

未来の自分を想像しながら、

進路を決めて行ってほしいと思います。

 

そして時々、懐かしさも入れながら

振り返ってみる。

 

その道のりは、

楽しいだけではありませんが、

 

今、この場所にいるのは、

自分で選択した道の上なのです。(^_^)