朝から職場の駐車場を掃除していた所、

すでに患者さんの車が数台。

 

診察にはまだ時間があるのに、

早いな~と思いながら掃除を続けます。

 

すると、駐車場に停めてあった車の中から、

高齢の男性が降りてきました。

 

掃除をしている私に、

「喫煙室はどこですか?」と。

 

院内は設置していなくて、

敷地内でも喫煙禁止になっているので、

 

喫煙室は院内にない事を伝えると、

ちょっとがっかりした様子。

 

敷地内も喫煙禁止なので、

歩いてすぐのコンビニを教えました。

 

確か、コンビニの前には灰皿が置いてあって、

そこで吸えます。

 

男性はコンビニの方へ歩いて行かれました。

 

ちょっと申し訳ないですが、

クリニックの規則になっているので、

こう答えるしかありません。

 

昭和の時代は、どこでも喫煙出来ました。

 

歩きタバコも当たり前、

電車や飛行機の中、

お店の中でも当たり前のように

テーブルに灰皿が置いてありました。

 

もちろん病院の待合室にも

大きい灰皿が置いてあって、

 

朝からタバコを吸いながら、

数人の患者さんが集まって、

診察を待っていました。

 

病棟の廊下にも灰皿は置いてありましたね。

入院患者さんが吸っていました。(^_^;)

 

堂々と、どこでも喫煙して良い時代でした。

 

私がナースになりたての頃は、

赤ちゃんのタバコのヤケドも時々見かけました。

 

赤ちゃんがタバコでヤケド??と、

思いますが・・・

 

親が喫煙しながら、子供を抱っこ。

火の付いたタバコを子供が手で握るとか。

 

子供を連れて街を歩いていたら、

歩きタバコの火が、

子供の顔にあたったとか。

 

火の付いたタバコを持った手を下ろすと、

高さ的に、子供の顔にあたる位置。(^_^;)

 

今では考えられませんね~。

 

平成頃から、肺がんや

たばこの副流煙の被害の声もあって、

 

タバコ農家さんも少なくなり、

喫煙者も少しずつ減ってきています。

 

だけど、お酒やコーヒーと同じように

タバコも嗜好品。

 

よく考えたら、タバコにかかる税金は

お酒より高い?!

 

お酒を飲む方より、

喫煙者は、高いお金を支払っています。

 

お金持ちじゃないと、タバコは吸えない。笑!

 

最近では、喫煙者のマナーも良いです。

 

店内や街中で吸えない分、

喫煙室のブースが設置してあり、

みなさんそこで喫煙されていますから。

 

昭和と違って、肩身の狭い日々を送っている喫煙者。

 

各企業の職場でも休憩時間は喫煙室。

 

出張や旅行などの出先でも、

喫煙室を探す苦労が絶えません。

 

コンビニまで喫煙に行った患者さん、

コーヒーを片手に駐車場に

戻って来られました。

 

そして一言、

「コーヒーを飲みながら、タバコを吸うのが

いちばん好きな時間。」だと。

 

タバコを通して、自分なりの

至福の時間を作っているのですね。

 

うん、お金はかかるけど、

なかなかオシャレ。

 

喫煙者の苦労は、これからも

続くのですね。(^_^;)