PS4版イース8の軽いレビューとトロコン感想 | PMX BLOG「黄色いなんとか」

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Kojima Productionsや日本ファルコムの作品についてダラダラと語っているゲームブログです。

発売から約2ヶ月も経ってしまいましたが、PS4版イース8をトロコンしたのでダラダラとレビューを書きます。

Vita版のレビューと同じことを書くのもアレなのでPS4版からの要素のみを中心に。

公式ネタバレがあるので初見の方は注意してください(笑

 

 

 

基本情報

タイトル イース8 -Lacrimosa of DANA- (Ver 1.00)

機種 PS4 (Ver 4.72)

 

 

 

ストーリー

Vitaカード容量の関係で過去編のボリュームを減らした、とVita版当時のインタビューで近藤社長が答えていた通り、

追加されたストーリーはダーナ編のみで、東亰ザナドゥeX+のサイドストーリーのように遊んでも遊ばなくてもいい扱いになってます。

ただ時限的要素ではないため、飛ばしたから2周目じゃないと遊べないということにはならないのが良いですね。

 

ストーリーの内容は追加ダンジョンを進みながらエタニアの隠された歴史に触れていくというもの。

追加キャラのイオや、Vita版から前髪が変わったラステル等、Vita版では見られなかったエタニアキャラたちの生き様を見ることが出来た。

減らしたストーリーを追加しただけなのでストーリーの終わりに変化はなく、東亰ザナドゥeX+のアフターストーリーほど重要な話でもないが、

追加ストーリーを遊べば、よりダーナとエタニアを深く知ることができる内容となっているので、エタニア好きの方はぜひとも遊んでほしい。

 

追加ボイスは思ってたよりも多かった。イオやラステルは新規だと思うけどダーナはどうなんでしょう?Vita版の収録で録ってたのかな?

PS4版の公式サイトにキャストコメントが無かったのは残念。東亰ザナドゥeX+のときはあっただけにねぇ。

 

 

 

フィールドやマップ

数箇所マップが繋がってシームレスになっていて、拠点の漂流村シームレスは嬉しい。

もっとシームレス箇所を増やしてほしかったねぇ…。

 

マップの形状はVita版と変わらないですが、どのマップも草がガッツリ増えていて少しは孤島感が出たかなと。

 

Vita版の背景ミスを修正していたり、デザイン変更されていたりする箇所もあってビックリすることも。

 

ダーナ編で追加されたダンジョンはアドル編と差別化されていて、ギミック中心の構成。東亰ザナドゥの異界のような感じでしたね。

本編クリア後に出現する隠しダンジョンも面白かったです。これくらい詰め込んだダンジョンがもう少し欲しかったくらい。

 

 

 

モデリング&グラフィック

比較記事をやってきた感想で言うならば、東亰ザナドゥeX+よりもキャラモデリングを修正してるかな?という感じ。

 

キャラ以外にも武器のポリゴン追加は分かりやすいですね。

 

Vita版で酷いジャギが発生していた場所は綺麗になってます。

 

かなりショボかった夜の焚き火シーンが修正されてよかったよかった。

 

Vitaのスペック不足で非表示になっていたモブも表示されてます。

 

 

 

モーション

リップシンクが酷かったVitaから修正されて、気にならない程度には良くなってました。

 

長い髪の動きが頭の振りと同じ動きをしていて、Vita版からの改善が見られなかったのは残念。

この辺りは閃の軌跡IIIでの改善に期待しています。

 

ダッシュ時の斜め姿勢の繋がりが滑らかになって、ガクガクしなくなったのはとても嬉しい。

 

リコッタのモーションの1つが綺麗にループしなくなっていて、ガクっとしていたのが残念でならない。

あとはアリスンさんのアレもモーションが綺麗にループしていなくて残念。

 

 

 

ローディング

爆速ロードです。この速さで文句が出るとすれば叩きたいだけのアンチくらいかなと。

 

 

 

ユーザーインターフェース

PS4版から追加されたオートセーブ機能が良いです。手動でセーブしなくてもいいんじゃないかってくらい。

 

ボタン数が増えたのでキーコンフィグがスッキリしましたね。Vita版もPS4版もデフォルトで遊んでいましたが、PS4版の方が操作しやすい。

 

タッチ操作が無くなったことによって、不意な釣り誤爆が起こることは無いです(笑

 

画面の1/3ほどを使って表示するマップはよく使ってました。

タッチパネルをポンポン押せば消えてくれるのも良い。

 

タイトル画面にギャラリーモードが追加されていて、重要なイベントシーンや1枚絵を見ることができます。

東亰ザナドゥeX+の詰め込み具合と比べると物足りなさを感じる。

 

 

 

戦闘システム

ダーナ編ではスタイルチェンジが追加されて、アドル編のような敵属性に合わせた攻略になりました。

追加ダンジョン攻略はスタイルチェンジを活かした作りになっているのが良かったです。

あまり見る機会は無かったけど、グラフィカとルミナスのEXスキルはダーナ編限定だから勿体無い感じ。。

 

PS4版で追加された攻撃属性変更アクセサリーのおかげで、属性に縛られないパーティー編成が可能になったのは嬉しい。

Vita版所有者にはDLCとして1周目から使えるようになっていたのも良い。

自分は1キャラに2つ付けて全属性対応が基本でした。だ、だってめんどくさい…。

 

夜の探索はPS4版で追加されたモード。敵の数がかなり多くてVitaでは無理な作りをしてます。

通常プレーとは違った立ち回りというか攻略が必要だったりで、新鮮に遊ぶことができました。

 

 

 

制圧戦

漂流村に攻め込まれる迎撃戦の逆で、こちらが敵拠点を攻め込む制圧戦はテンポが良く、短い時間で大量の敵を倒せるモード。

敵出現→全て撃破→リザルト→敵出現が流れの迎撃戦とは違って、リザルト中も戦闘が継続しているのが良いですね。

テンポが良すぎて迎撃戦が面倒に感じてしまうくらい制圧戦は面白かったです。

 

 

 

難易度

今回も1周目はノーマルで遊びました。良くも悪くもなかったのでノーマル難易度としては上出来かなと。

 

極悪難易度のインフェルノについては嬉しいのですが、トロフィーに関係無いっていうのが残念。本当に残念。

 

 

 

ミニゲームの釣り

宝箱が釣れたり、魚の種類が増えたりと意外にも手を加えていました。

スティックをグルグル回したり、R1とL1を長押しするアクションが増えていて、より遊び応えのある釣りになっていて良いです。

釣り中に振動くらいあっても良かったんじゃないかな?ちょっと物足りなさを感じるよね。

 

 

 

BGM

追加されたBGMはとても良かったです。文句無しです。

 

 

 

トロフィー

トロコンしてから気が付いたんだけど、追加トロフィーの分だけゴールドトロフィーが減ってたんですね。

地図完成トロフィーがゴールドからシルバーに格下げされてました。プラチナよりゴールドが欲しい派としては残念な変更です。

トロフィー総数が51個から55個に増えていますが、トロコン難易度的には誤差です。ほとんど変わりません。

 

東亰ザナドゥeX+では難易度カラミティとインフィニティモードのトロフィーがあったので、今回のインフェルノも期待していたんですけどねぇ。

トロコン目指す層なんて最高難易度をクリアする覚悟くらい当たり前なんだから、ここで一歩引かなくてもいいのに…。

インフェルノの難易度が高すぎて評価が下がることを恐れたのかな?東亰ザナドゥeX+からPS4版イース8の間に何があったのか気になる。

 

PS4版も結局トロコン難易度が低いままだったので、このモヤモヤを埋めてくれるのはドットエミュだけです…。

 

 

 

 

小言:DLCの多くが未配信

Vita版で配信されていた多くのDLCが配信されていない。

東亰ザナドゥeX+では有料コスチューム等が初回特典の大放出で嬉しかったんだけど、はぐはぐリィンを作って限界が来ちゃったの?

装備のアタッチメントが空気みたいになってて寂しい…。

 

 

 

小言:Vita版と同一タイトルで扱いが面倒

PS4版イース8は追加要素のおかげで、より満足度の高い作品になったんだけど、

Vita版と同一タイトルでありながら同じ内容じゃないとかムチャクチャだよ。イース8を語るにしてもPS4版Vita版って毎回表記が必要になる。

今からでもイース8 -Lacrimosa of DANA- eX+にでもしてほしい。

PS4版イース8最速体験版をVita版と比較を書いたときに思ったんだよね、PS4版、最速体験版、Vita版って版だらけになってるって。

eX+だったらイース8eX+最速体験版をVita版と比較って少しはスッキリできたんだよね。

 

 

 

小言:初回特典目当て

発売当時の話ですが、初回特典目当ての軌跡ファンが多く、購入報告をしているものの遊んでいる様子が見られない方が多かった。

特典商法としては成功でしょうけどこういう状況は残念だよね。新作のゲームを前にして初回特典の話しかしてないんだもんね。

初回特典目当てで購入した軌跡ファンもさすがにクリアしてる頃だよね?全く遊んでないとか頼むから言わないで…。

 

 

 

小言:公式Twitterのラスボスツイート

約10ヶ月遅れの後発マルチだったPS4版イース8は、意外にもジワ売れの好調っぷりが数週見れたわけですが、

それだけ売れていた状況なのにファルコム公式Twitterがラスボスツイートをし始めたのは理解できない。

紫さんスクショナイスです!ファルコム公式がこのツイートを削除した後に投稿したのが下のツイート。

この発言の何がマズいかって公式Twitterで言っちゃったことなんですよね。

ゲーム雑誌でのネタバレインタビュー等は今に始まったことではないし、一般ユーザーがTwitterでネタバレを垂れ流そうが回避できる。

新作の情報目当てでフォローするゲームメーカーのTwitterが、盛り上がってる新作のラスボスを画像付きで触れるのは問題。

イース8が気になってフォローしてみた人が居ないとは言い切れない中でネタバレ発言してるんだからねぇ。

 

今回のネタバレはラスボスの先がまだあるということを言い切ったくらいで、ラスボスの画像で何かを連想するというのも難しいんだけど、

遊んでる最中やこれから買おうと思っていたところで、ラスボスのネタバレをされれば、ネタバレされたくない人にとっては冷めます。

 

公式がネタバレをしたら売り上げが上がるものなんですかね?新規ユーザー潰しやってるようにしか見ないんだよね。

Vita版のレビューでも書いてることだけど、イース8の良さをもっと宣伝してほしいねぇ。

こんなネタバレツイートしてるくらいなら、リコッタのかわいいスクショでも垂れ流してるほうがマシ。

 

 

 

小言:新規ユーザー向けじゃなかった最速体験版

最速体験版の印象も良くなかった。Vita版経験者なら良いとしても、初見であの森に放り出されても魅力は伝わらない。

体験版を始めてすぐにこれらの敵と戦うことになるけど、

レプレオンは複数体が基本で、素早い動きなこともあってフラッシュガード/ムーブが狙いにくいし、

ターガニオンは属性持ちだからサハドに切り替えて戦わないと辛いし、ジャンプからの落下攻撃がトリッキー。

それに加えてフラッシュガード/ムーブの説明が一切無いし、属性の相性についての説明も無い

アドルのままターガニオンと戦っていれば、始まってすぐに強敵と戦っているような状態になる。

アクションが苦手な方で初見ならボコボコにされていてもおかしくない。体験版なんだから属性無しでもよかったと思うんだよね。

始まって早々にオッサン使わなきゃならないっても変な話しで、使いたいキャラで攻略できちゃうくらいのユルさがあってもいいはず。

 

ダンジョンを攻略するパートしかないこともあってロケーションが森しかないのも微妙。

イース8の魅力の1つが景色なので、森の中で終わってしまうと魅力が伝えられない。ボス戦後に海岸まで操作できればまだ…。

 

Vita版のイース8無料版と同じ内容の体験版を出してほしかったなぁ。後発マルチなんだから序盤を出し惜しみすることもなかったよね。

発売から2ヶ月が経つけどPS4版イース8の無料版は配信されるんですかね?

 

愚痴ってスッキリしたので記事を終わります。

 

 

 

最後に全ファルコム作品トロコン更新の報告


Vitaオリジン>PS4オリジン>>空SC>碧>空FC>セルセタ>閃II>閃=零>空3rd=eX+>東亰>PS4イース8>Vitaイース8

トロコン難易度はこんな感じですかね。タイトル数が増えすぎて1行で書けるのも年内までかもしれない…。

今回のトロコンでプラチナ99個目になりました。トロフィー総数6000個記念記事のタイミングで振り返りたいところですねぇ。

 

PS4版イースオリジン→Vita版イースオリジン→PS4版イース8を、トロコンするまでガッツリ遊んでイース30周年を満喫できた2017年でした。

 

 

 

 

黄色いなんとか ファルコム記事リンク

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