息子の受難 | アニメ大好きBBAの雑念垂れ流しDAYS

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昨日のブログでちょっと触れた、息子に関する話を書いておく。

今年の春に大学院を卒業し、そこそこ大手の企業に就職した息子。
6月終わりまではリモートで、それ以降は出社してずーっと研修の日々だったが、ついに一昨日の木曜日、配属先の部署が発表された。

配属先については行きたい部署を第5希望まで提出し、更には配属面談で自分がやりたいことや勤務地の希望等を申告する。

しかし息子の行き先は、それらの希望にまったく、爪の先ほどすら掠りもしないところだった。

まず、やりたかったこととは分野がまったく違う。
例えて言うなら、技術系なのに事務職に配属されちゃった的な感じ。

しかも自宅から通える場所を希望したのに、配属先は郊外にある職場で、家からめちゃくちゃ遠い。
通えないこともないが、かなりの遠距離通勤である。

更にちょっと特殊な業務なので、リモートワーク不可、フレックス適用外、スーツ着用必須。

自分以外の同期は全員、都内の同じビルに配属されたのに、息子だけ郊外に飛ばされたとのこと。
加えてその職場には長いこと新入社員が入っていないので、一番年が近い人でも30代半ばとか。

そんな訳で絶望感満載で帰宅した息子。
「もう辞めたい…」と激しく落ち込んでいた。

実はこのシチュエーションは2回めである。
入社して1ヶ月後に部門配属が決まるのだが、そこからして息子は希望の部門に行けなかった。
採用試験で希望の部門を聞かれ答えたところ、その部門の長との面接が追加された上に、その長との面接は話が盛り上がって時間をオーバーしたくらいなので、入社したらその部門に行けるものと信じて疑わなかった息子は、その時も相当落胆していた。

しかし配属された部門にいるほとんどの人が第1志望に行けなかった人だったということを知り、少し気が楽になったそうだ。

だが今回は…周囲はほぼ希望通りの部署に行けた模様。
つまり息子だけ希望が通らなかったのだ。

息子が落ち込む気持ちは痛いほどわかる。
だから辞めたければ辞めて良いとも思う。
しかしコロナ禍での就職難もあり、私も気が気ではなく、お陰で眠れない夜を過ごしたという訳だぼけー

さて一夜明けた昨日。
息子は最後の集団研修後、1回めのコロナワクチンを職域で打ち、それから配属先の職場へ初顔出しに行った。

研修の後で上司に、何で自分がそこに配属されたのかを聞いたらしい。
上司の答えは「◯◯がやりたいなら、まず××を経験しておくのも良いと思って…」というものだった。

これは例えて言うなら「財務会計ソフトを作りたいなら、まず経理の仕事を経験しておくのも良い」と言われたような感じ。
息子はなるほどと思ったそうだ。
更に上司曰く「1年くらいでのローテーションを考えているので、ずっとそこではない」とのこと。

同期からは「息子くんだからこそ、あの重要部署に配属されたんじゃない?」「飲みにいく時は誘うから遠くても来いよ!」などと言われたそうで。おいおい、コロナ禍だぞにやり

更に新職場の感触もなかなか良く、社員こそ年の近い人はいないものの、派遣や委託などに若い人が大勢いたし、雰囲気も環境も申し分なかったとのこと。

そして家賃補助も出るので、思い切って家を出て職場近くで一人暮らしすると言う。
一人暮らししている大学の友達に物件選びのアドバイスなどを受け、早くも職場近くの目ぼしい住まいを何件かピックアップしていた。

一昨日はドン底まで落ち込んでいた息子だが、そんなこんなで昨日はむしろウキウキ感が上がっているように見えるほど持ち直していた。

とりあえず一安心ではある。
そして降って沸いたような息子の自立宣言だが、ずっとこどおじでいられるのも困るのでむしろ喜ばしいことだ。

まぁ「ちゃんと一人で暮らせるのかな」とか、あいかわらず心配は尽きないのだが、一昨日に比べたらこれは「良い心配」だウシシ

そんな訳で色々と急展開な日々になりそう滝汗