8月の大事な活動のひとつに、平和を祈る朗読の会があります。
もう何年も前からこちらの朗読の会で、音楽を担当させていただいております。
8月は1945年に広島と長崎へ原爆が投下された月ですね。
それから時が経過し、今ではその恐ろしさが忘れられ、また戦前のような空気になってきています。
もう一度この事を感じ、考え、戦争と言う事がどれだけの悲しみや苦しみを生み出す事なのかを知るきっかけとなればと思っています。
「はだしのゲン」の作者である中沢啓治さんは漫画家なので、漫画で原爆の恐ろしさや、戦争の愚かさを語られました。
そう思うと僕は音楽で語ると言う事。
とても大切だなと、身が引き締まります。
この企画は合宿稽古で朗読と擦り合わせをするのが定番となっています。
事前に原稿をいただいて、スケッチをしてから合宿に臨みますが、ここで実際に朗読とあわせて微調整を行います。
外は猛暑だから涼みに来たのかな?
繰り返しながら微調整をして、それから宿泊場所へ移動したら、窓から見えるのはご褒美のこの絶景‼️
美味しい料理を食べて、絶景を眺めて時を過ごし、作品を作る喜び。
こういう気持ちを味わう事って大切だなーとおもいました。
そしていよいよ当日
時折、ザーッと雨が降りましたが、でも美しい青が光るこの空の下、楽器の搬入。
と言っても、主催者様が早めに来て、楽器上げをしておいてくださいました!
なんとも力強いおもてなし!
組上がった風景がこちら。
ちなみに会場となる場所はこちら。
冒険心をくすぐるこの単線が良い感じ。
自然の風景も、人の生活を感じられる味わいのあるこの線路も、平和ならではの物ですね。
客席のセットもたくさんの皆さまが作ってくれました。
たくさんの人々の愛も生命も、残酷に壊されてしまった恐ろしい現実を突きつけられました。
こうして、たくさんの思いを胸に、いよいよ開演。
集まってくださった方々も、戦争でどんな思いをされたのか、どんな空気だったのかをそれぞれ感じられたそうです。
何度も共演を重ねてくださっている朗読の先生とのコンビネーションにお誉めの言葉もいただきました。
気持ちを擦り合わせる事に力を注いだのでとても嬉しく受け止めさせていただきます。😊
終演後、楽器の搬出をしたら、もう外はお月様がでてました。
無事に一日を過ごせた事にも感謝です。
主催者様や、たくさんの方々に支えられての今日のステージでした。
本当にありがとうございました。
また、次のステージへ向けて、歩みを進めます。
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Projeto Musical SORRIR
(プロジェット ムジカル ソヒール)
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