東日本大震災直後、世界のたくさんの方が被害のあった現地へ行って、瓦礫の片付けや炊き出し等を行い、人の強さや助け合う心の温かさを感じました。

そしてそれと同時に日本中ではあらゆる企画の「自粛」がたくさんありました。

震災当時はまだ俳優としての活動はしていなくて、音楽活動のみでしたが、音楽は"娯楽"ととらえられている為か自粛の対象となり、企画中止であったり、活動する事が悪い事のような空気を感じたのを覚えています。

それまでは、音楽は人の心を……なんて言っていましたが、実際にあれだけの大きな災害でたくさんの人が苦しい思いをされていた時に音楽を演奏されても……って言うのも分かりましたし。

かと言って音楽家である僕は何もできずに自粛。
これは悲しいと感じました。

もちろん、被災地へ行って音楽ではなくて今求められている事をすれば、辛いと感じている場合ではなくなって、お役にたつ事もできたとは思います。

そうすると、ではこの職業として選んだ「音楽」は、平和でゆとりがある時のモノって事になるのがなんだか悲しいなと思ったのです。

それで始めたのが、地元神奈川県でのチャリティーコンサートでした。

それから2015年までは、地元で公演を行い収益を募金する活動を行っていましたが、今度は

これはどれくらいみなさんのお役にたてているのか
今現在、みなさんは何を感じているのか

を知りたいと思うようになりました。

そして、
2016年に岩手県へ
2017年に福島県へ

と行って参りました。

実際に会って話を聞く事で、なんと言うか言葉では説明できない部分を感じる事ができました。
言葉では説明できないので、書くことができない。(笑)

「被災者」である皆さまは、生きる強さを持っているんだという事を感じました。
きっと、誰でも持っている強さなのかもしれませんが、あの体験を乗り越えられた方々は、より一層、その強さをお持ちなのかもしれません。

ものすごく大きな辛く悲しい体験をされた方々なんですが、笑っていて元気なんです。

でも、過去の事ではなくて今も完全に復興が終わった訳ではなくて……。

というのは、行って会わなくては分からない事なんだなと思いました。

現地へ行くまでは、被災者とその体験をしていない人との違いが分からずに、きっと、とても辛く悲しい気持ちなんだと思っていました。

でも、被災以前に同じ人である!
この部分、本当に上手く書けない!!
ここが言葉で上手く言えないところなのですが。

人だけでなく、"生命"ってこういう強さを持っているんだと感じました。

それはみんな同じ。


きっと皆さまのがその事を分かっていらっしゃるような……。

僕はそれを今更ながらに感じる事ができました。





そして2018年、今年の企画は僕にとって初めての"役者として"の復興応援企画。

"ごきげん一家"の一員として、この企画に参加できる事、本当に嬉しく思っています。

応援する事……それは実際にお金と時間がかかる事ですから、長く続けるのは簡単な事ではなくて。
でも、できる事ならば復興応援をしたい。

というこの気持ち、きっと多くの方が感じている事だと思うんです。

そこでこの企画。
東京で、何回か公演を行います。
まずはその第1回目がこちら
この後に、何公演か行います。
その資金が、そのまま東北公演の資金にもなります。

そして、もうひとつがクラウドファンディング。

こちらは、南三陸の食材を購入したり、私たちの舞台(7月22日の東京公演)を観劇したり、又は私たちと一緒に宮城まで一緒に行って活動する

という事での復興応援に参加をする。

という企画です!

なるほど。こんなやり方があるんですね。

こちらは、皆様のお力が必要なんです。
みなさんの支持がないと成立しない事ではあるんですが、その必死さを突いた企画なんですね。
f(^_^;

でも、これを見てくださった「あなた」へのメッセージとなり、「あなた」が参加する事ができる企画だと思うと、なるほどなと思える企画です!

ぜひ、どんな事なのか、下記をご覧いただくと詳細が書いてありますので、ぜひご一読いただき、ご賛同いただけたら幸いです。
https://kanatta-lady.jp/projects/view/gokigen_ikka




Projeto Musical SORRIR
(プロジェット ムジカル ソヒール)
(0463)54-3156
椎名 友樹