ウエスト・サイド物語 [DVD]
1,533円
Amazon |
1961年 アメリカ
ロバート・ワイズ / ジェローム・ロビンス 監督
原題: West Side Story
7月はシェイクスピア祭り♪これはシェイクスピアものではありませんが、「ロミオ&ジュリエット」がベースになっているミュージカルの名作なのでエントリー♪それに、折よく舞台鑑賞もしたばかりなので、記憶が鮮明なうちに復習です( *´艸`)。改めて、今回の舞台、衣装も舞台も演出もほぼ映画に忠実~♪いや、映画の方が後だから、オリジナルの舞台に忠実というべきなのかな(´_ゝ`)。とにかく大好きで、ウエスト・サイドと聞けば真っ先に思い浮かぶのは、一番最初に刷り込まれたこの映画の名場面の数々です。Liveの魅力、生演奏のゾクゾク感は格別でしたが、映画は映画でやっぱり最高♪
アカデミー賞(R)10部門受賞!
映画史上に燦然と輝くミュージカルの最高峰!
時々「!」つけて煽ればいいってもんでもないでしょう、と思うこともある作品紹介の見出しですが、この映画に関しては全くそのとーり!と強くうなずくのみ。むしろもっと言っちゃっていいよ(笑)な位。初めて観たのは子供の頃、両親と一緒にテレビでの再放送で、親世代がウキウキしながら観ているのにつられながら・・・の思い出ですがそれ以来何度観ても色あせない大好きな作品。好きすぎて、狭い我が家のストックに3つもディスクケースが並んでいます(笑)。
むかーし、何かのバザーだったかレコードショップの閉店セールだったかで新品なのに1枚500円のワゴンセールで手に入れた英語オンリーの海外版DVDと、日本語付きの国内生産のDVDと、Amazonのセールでついポチってしまった50周年記念のコレクターズ版Blueray Boxです ( *´艸`)。Blueray Boxがいっこあればもう他はいいのではないか・・・とも思うのですが、思い入れが強すぎてどうしても処分できない。先週作ったブックオフ行き段ボールにも入れられませんでした^^;。
あらすじについては、繰り返しになるのでシアターオーブでの鑑賞日記の方をよかったらご参照ください。手抜きですみません(>_<)。ここでは、映画ならではのシーンをいくつかご紹介したいと思います。
舞台でもオープニングはワクワクしますが(あの指を鳴らしてリズムを取るのと音楽との緊張感は思い出すだけで自分も指パッチンしそうになって、あ、できないんだっけ自分・・・と気が付きます^^;)、ロケーションな分映画はさらにスタイリッシュでカックイーです( *´艸`)。そしてこのポーズ。皆長い足ピーンっでバランス。静止画像で見ると一層、すごい~と感動します。ベルナルド役のジョージ・チャキリスは元々ダンサー出身で歌とダンスの上手さでミュージカルの舞台でキャリアを積んでいて、映画出演前にロンドンでの舞台版にも出演していたそうです。
ところで今回初めて知ったんですが、ジョージ・チャキリス以外のメインの登場人物、トニーとマリアとアニタに関しては、歌は別人の吹替えだったんですってΣ(゚Д゚)。特にナタリー・ウッドは、吹替えられると知らされていなかったのでプライドが傷ついて激怒し、後々まで問題になったそうで・・・そういえば「雨に唄えば」でも、そんなようなエピソードが軸になっているし、当時は吹替えってよくあったことだし、トラブルの元にもなりがちだったんですね・・・なんて映画史のお勉強にもなっちゃうというね(´ω`*)。
ジェッツとシャークスのバッチバチ。舞台ではグランドで野球やっているようなシーンもありましたが、映画ではバスケットボールでした。プエルトリコだからとはいえ、そして元はモノクロだったしね、とわかっていてもシャークス軍団の黒墨顔が若干気になる(笑)。ファンデ、濃すぎ、塗り過ぎ(笑)。時代ですね~(´ω`*)。
昔はすっごい大人の人たちに見えたけど、今見るとあどけなく感じてしまう時のマジック^^;。思わず引き算してみたら、それでもこの当時のチャキリスは27歳だったはずで、役よりも実年齢の方が結構上だったてことになりますが・・・いや~若くしか見えない。どんだけ年取ったんだ、自分・・・って思います(苦笑)。
ダンスホールのシーンも、迫力でカッコイイ♪さすがジョージ・チャキリス、ダンスお上手!マンボにチャチャ・・・まるでダンス対決。衣装も鮮やかで目の保養^^。
トニーとマリアの逢引き、「Tonight」の場面と言えば、そしてウエスト・サイド物語といえば、この裏階段のシーン( *´艸`)。舞台でも、この裏階段のセットが設置されているのを見ただけで、うお~、まさにウエスト・サイドだ!って気分盛り上がりました。USJにもこのセットが再現されているらしいです。なんだかすっかり盛り返したUSJですが、オープンから暫くは不況が続いた、全然人気のなかった時に1度行ったきり(当時は辛うじてジョーズとバック・トゥ・ザ・フューチャーがあった程度だった)なので、いつかもう一度行ってみたいな~。
大好きな「America」のシーン。舞台では女子トークの延長シーンですが、映画では屋上でプエルトリコの男子チームvs女子チームのバトル風の演出で、より楽しく躍動感あるシーンになっています^^。
それにしても、マリア役のナタリー・ウッドは本当に可愛い。文句なしの美しさ。たまらなく魅力的。最高にキュート。うっかりすると目が♡型のまま固定しちゃいそう(*'ω'*)。リチャード・ベイマーのトニーは、個人的にはイマイチなんだよなぁ・・・^^;。ちょっと甘すぎる(甘っちょろさも含めて)というか・・・舞台版のトニーのようなカリスマ性はちょっと足りない。でも、いかにもこの時代のアメリカ人の好きそうなお坊ちゃん系ハンサム顔ですよね。クールさは足りないけれども、ナタリー・ウッドとはお似合いのカップルに映えます。
ところで、リチャード・ベイマーのフィロモグラフィー眺めていて「ツイン・ピークスでカムバック」の一文に目が釘付け。Σ(・ω・ノ)ノ! 役名ベンジャミン・ホーン・・・あぁーっ!ホテル・オーナーの、オードリーのパパじゃないですか!!元々この映画でのリチャード・ベイマーの印象薄かったもので、今までちっとも気が付いてなかったです(;´・ω・)。この間久しぶりに観た映画版「ローラ・パーマー最後の7日間」にも出番はなかったし・・・年取ってからの方がそれなりの貫禄と味が出ていいですね、彼。てことは新シリーズにも登場するのかな?注目しちゃおう(笑)。