ミニオンズ | 今日もこむらがえり - 本と映画とお楽しみの記録 -

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備忘録としての読書日記。主に小説がメインです。その他、見た映画や美術展に関するメモなど。

 

ミニオンズ [DVD]ミニオンズ [DVD]
1,543円
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2015年 アメリカ
ピエール・コフィン / カイル・バルダ 監督
原題: Minions


怪盗グルーのシリーズは観たことがないのですが、この黄色い子たちは「SING/シング」など他のユニバーサルスタジオ作品のオープニングとか、予告編とかでちょいちょい見かけるので、何だろうなー?って思ってました。ちなみに、マーベルとDCコミックの違いもイマイチ認識していなかった私、アニメーションスタジオも、「ディズニーでなければ、ピクサー?」くらいで(そしてその二つは今となっては実は同じ傘の下にあるということも)、「SING/シング」も「怪盗グルー」もピクサーかねぇ?くらいに思ってました。すみません(;´Д`)。それはさておき、ミニオンズとは?答え:バナナが大好きな謎の黄色い生物!って答えになってるんだかなっていないんだか(笑)。


人間よりもはるか太古から存在していたミニオン達。バナナ以外の彼らの唯一の生きがいはズバリ「最強最悪のボスに仕えて尽くすこと」!よって、その時代により恐竜、原始人、マンモス、ファラオ、吸血鬼・・・と数々のボスに仕えてきましたが、彼らのご奉仕のせいでボスたちは次々とトラブルに巻き込まれ、姿を消してしまいます。なんと、人類の歴史上の頁の枠外に実は彼らの存在が!(笑)


とうとう仕えるべきボスがいないという危機に瀕したミニオンたちは旧約聖書のヘブライ人がごとくさまよい続け、ようやく氷の洞窟に安住の地を見出ししばらくは平和に楽しく暮らしていました。が、ボスに尽くすという生きがいのない生活は徐々にミニオンたちを無気力にさせていきました。新たなるミニオンズの危機!


そこで種族を救うべく立ち上がった勇者ミニオン3名。真ん中の一番背が高いミニオンが正義感あふれるリーダー体質のケビン。右の一つ目で真ん中分けの髪の毛がスチュアート、お調子者でロック命、誰よりもバナナ好き。一番小さくて左右色の違うオッド・アイがボブ、ティムと名付けたテディベアを片時も離さない、ピュアで無邪気な愛されキャラ。ミニオン達の声は、全部同じ人(ピエール・コフィン)が演じているそうです。芸達者だなぁ。彼らは「必ず新しいボスを見つけて帰ってくる」と仲間たちに約束し、ボス探しの旅に出かけます。


紆余曲折あって、ミニオン三人衆がたどり着いたのはフロリダ州オーリンズ。なんとそこでは世界最大級の「大悪党大会」が開かれるらしい、きっと新しいボスが見つかるはず!そして悪党界の新しいスーパーヒロイン、スカーレット・オーバーキルに認められて子分になることができました!ばんざーい。このスカーレットの声優は、なんとサンドラ・ブロックさんだったらしいです。言われてみれば、あ~ほんとだ!(*'ω'*)


スカーレットが欲しくて欲しくてたまらないのは、イギリスのエリザベス女王の王冠。そして王冠を自分の頭に戴いてイギリス全土をエリザベス女王に変わって支配すること。ミイオンたちは、王冠奪取を命じられます。

スカーレットの夫で邪悪な発明家ハーブからそれぞれに武器を与えられてイギリスへ連れていかれるミニオンたち。喜び勇んでいざ、盗まん、王冠!ところが、持ち前のドジ?奇跡?をまたもや発揮してとんでもない展開に・・・。


どういうわけだか、法律にのっとってボブが新しい国王に就任しちゃうというまさかの展開(笑)。キング・ボブはやりたい放題。バッキンガムの近衛兵たちの制服もミニオン仕様に全とっかえ(笑)。当然、許しがたい裏切りに大激怒のスカーレット。でもケビン達はあくまでもスカーレットをボスとして慕っているので、裏切るつもりは勿論ない。なんとかスカーレットと仲直りして王冠を譲ろうと健気。

従順なミニオンたちを利用してまんまと戴冠式までこぎつけたスカーレットでしたが、その念願の晴れ舞台でも事件が。そして、最後の最後の最後、突然現れて油揚げをかっさらったトンビは・・・。


そう、この映画は、ミニオンたちの知られざる秘密(でもやっぱり謎のままだけど^^;)と、彼らが真のボス、グルーに出会うまでの歴史の物語。うーん、やっぱり本家怪盗グルーのシリーズを先に観ていた方が楽しめたんだろうなぁ。機会があったら観てみなくっちゃ。

でも、ところどころにコミカルな場面があって、本家シリーズ知らなくても結構楽しめました^^。王冠から自由になったエリザベス女王が、意外と庶民生活をエンジョイしていて、昼間っからパブでくつろいでいたり達観していたりするのが可笑しかったです( *´艸`)。