夕方散歩に出た。
これまでも何度かひよりを連れて近所を散歩していた。
ほんの10~15分程度の散歩。
ひよりをだっこして15分歩くのは、いい運動にもなった。
ひよりも外の風にあたると気持ちいいようで寝てしまう。
今日は、もう少し歩いてみようかな、なんていう軽い気持ちでいつもより遠出してみた。
前にも言ったように、山の方に家があるので、急な坂ばかり。
しばらく登っていくうちに、冒険心が顔を出してしまった。
車道から脇道に入ってみた。
もちろん、山道。
鳥のさえずりや、川の流れる音、緑のにおい、そして下り坂であることがワタシの気をよくさせた。
どんどんどんどん歩いて行く。
だんだんと細くなる道。
どんどん減っていく民家。
薄暗い山道。
これはマズイ。
ひよりと2人で山道で迷子になってはかなわない。
ここは母として冒険心を押し殺し、冷静にならねば。
腕も痛くなってきたし。
と、車道のある方へ向きを変えた。
細い山道を歩き、時には人の家の庭に迷い込みながらも車道に戻る。
だいぶ下ってしまったようで、帰りはまたもや急な上り坂。
ふぅふぅ…とデブのような荒い息をしながら、顔も多分赤くほてっているだろう。
あと少し…あと少し…と、学校のマラソン大会みたいな気分で歩き続け、
やっと帰宅。
結局 5キロになるひよりさんを抱いて45分も歩いていた。
腕が痛い…
足も痛い…
運動不足を痛感。
ふぅふぅと息を荒げ、顔を赤くし、まだ首の据わらないぐったりとした(寝てるからね)赤ん坊を抱いて山道を歩く母親。
子どもの捨て場所を探しているように見えかねないな。
何か事件があったら、まずワタシの目撃証言が出るに違いない。




