今回から、私の持っているayk関係のパンフや取説をYahoo!Boxを利用して共有できればと思います。

 
まず初めは、86Jのパンフレットです。
 
こちらからどうぞ(2枚あります。裏表です。)
 
 86Jは、1986年ごろ、それまでR&Dイシハラブランドで販売していたNX101J2をayk自社ブランドで発売したものです。大元は、1983年に発売となったNX101です。
 
 説明するまでもなく、NX101は1983年全日本2位、1984年全日本1位となったマシンで、開発を当時のトップドライバー石原直樹氏が行いました。1982年の世界選手権のモディファイドクラスで優勝したデルタのスーパーフェイサーを参考にしたと思われるマシンでした。
このマシンは、製造をaykが行い、デフやフロントシャフト、ギヤ等はそのままこれまでのRXシリーズのパーツが活用できました。
 
 1984年末には、NX201Rにモデルチェンジ。そのタイミングでNX101は当時流行のきざしのあったJ2マシンとして生まれ変わりました。
J2マシンとなったものの、基本はNX101のままで、デフが通常のギヤデフ、シャシー等がナチュラルカラー、モーターマウントは17Sの打ち抜いたもの、ダンパーもチューブ型に変更され、バンパーや樹脂パーツは当時のaykマシンと同等のものになりました。
そして、86Jが生まれます。86Jでは、ダンパーがパーセックのものと同様なものに、メカ配置は201と同じ形に、リヤにスタビライザーが装備されました。シャシーの基本的な形はNX101とほぼ同等のブラックFRPでした。
J2規格が廃れてしまいましたが、基本設計から5年近く現役マシンとして活躍しました。日本の3Pマシンの先駆けマシンとして、多くのファンに愛されました。
 
 フロントシャフトブロックやモータマウントに、70-75ジュラのスペシャルパーツが用意され、上級クラスでの活躍も期待されていたようです。