卒業制作について。

 

 

 

 

1年半弱、通信制の大学に在籍して、今まで学習してきたこと、新しい学び、出会い。

 

たくさんの経験をさせてもらいながら1番感じていることが、”「家族」という最小単位の関係性と幸せ”です。

 

これは実はものすご〜く意外というか、自分でもなぜ?と思うのですが、それは、これまでの講義での学びかかなりグローバルかつ社会性に重きを置いたビジネスや食文化のあり方、紐解き方であったり、人類の起源や哲学的、文化的、かつ歴史的なことであったりと、大きな世界を知る、深掘る、考えてアウトプットする・・・

 

そんな作業が多く、今まで知らなかった広い世界、視野で物事を俯瞰して捉え、自分ごととして落とし込む。

 

そういうことを繰り返してきたので、初めはどんな世界観を持って卒制に取り組むかを漠然とですが思い描いた時に途方に暮れていたというのが1番大きかった気がします。

 

そして現段階で専門科目のうち23個(全体の8割弱)の課題提出を終えて今心に決めた卒制のテーマは、「大切なひとに送る一生もののレシピ本」です。

 

たとえば母が娘に。息子に。

 

父が娘に。息子に。

 

姉が妹に。その逆も。

 

人生の友に。

 

かけがえのないあの人に。

 

超・個人的大切な人に心から送りたい。

 

そんな決して色褪せない、何度作っても飽きない我が家の味。

 

思い出の味。

 

忘れてほしくない味。

 

知っていて欲しいレシピ。

 

大好きなあのレシピ。

 

絶対役に立つレシピ。

 

お料理初心者がまずは押さえておきたい基本のレシピを集めて、一生ものの写真集のような美しいレシピ本を作りたいと思ったのです。

 

始まりは、友人の

 

「ネットで検索して作ってもすぐにどこかに流れていってしまってまた探さなくちゃいけないレシピではなくて、一生ものの手元に残るレシピ集が欲しいんだよ。娘にあげたいんだよね。作ってよじゅんちゃん!」

 

という、それは多分5年以上前にもらった言葉。

 

レシピ本を出す。ということにほとんど執着したことがなかった私が、それなら作りたいかも・・・と初めて心が動いた企画でした。

 

それが、こんな形で自分自身の企画、プロデュースで作る機会に出会えるとは。

 

私にとって家族は特別であり、大切で、なくてはならないものです。

 

世界の平和や地球の存続と比べたら小さなものですが、私にとっては家族の方が第一優先です。

 

でもね、私だけでなく、世界中の人たちがみんな家族と幸せな毎日を送ることができていたら、世界の平和や地球の存続なんて憂うことでもなんでもないと思うのです。

 

それが、きっと幸せの根源だから。

 

”食文化”の始まりは、各地方の各家庭の料理である。

 

というのは食文化デザインコースの学びの最初の方で心に残っている言葉です。

 

当然といえば当然なのに、もはやそれは日常という些末でありふれたなんてことはない家事として埋もれていっている。

 

でも、もしかしたら世界遺産に登録された日本食という文化以上に、もっと心を砕いて大切に守るべきは、各家庭の味であり、家族とのあり方、絆、そんな当たり前のことなんだと、改めて実感したことがこの学びの集大成でした。

 

私は、それをセミオーダーメイドのレシピ写真集第一弾としてプロデュースしたいと考えています。