天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
753年安倍仲麿が、異国の地で仰ぎ見た
月を愛でて、詠んだ歌の情景。
仲麿の故郷、春日にある御蓋山‥みかさやまと、天空に上ってきた
輝く月を、パノラマのように思い描いたそんな一日でした。
上野での春日詣。
春日大社 千年の至宝
2月27日、観覧に行ってきました✨
奈良時代の初めに、国家の平安と国民の幸せを祈願するため創建されました
春日大社の、第一殿の祭神 武甕槌命は常陸国(今の茨城県)から鹿に乗り御蓋山に、来られたと伝えられています。
その後、経津主命、天児屋根命、比売神を迎え、768年、称徳天皇により春日の地に本殿が造営されました。
武甕槌命が、春日の地に降臨した様子が描かれています。
このような春日に降臨した神の
聖なるイメージは、春日鹿曼荼羅といったもののように描かれました。
また、鹿は神の使いであり、神鹿‥しんろく、として神聖視され、いろんな造形に表されて礼拝の対象になりました。
今も奈良公園に遊ぶ鹿たちは、武甕槌命をのせてきた鹿の子孫だそうです。
奈良公園の鹿ちゃんたちは、大変人懐こく、お辞儀して鹿せんべいをおねだりしてきた様子を思い出しました。
平安の正倉院
と呼ばれる春日大社には、国宝の古神宝が多く伝わります。
実に250もの作品が、展示されていました。
よこたわる春日山と御蓋山をとりかこむ豊かな森
夜になれば、御蓋山から月がのぼります。
そんな神々しい地に創建された春日大社は長きにわたり、人々を見守り続け
また、20年に一度の式年造替によって新たにされ続けられてきたのです
いにしえの奈良にみたされた、一日でした。



