行き先は、三菱一号館美術館。
ジュリア・マーガレット キャメロンの写真展
ジュリア・マーガレット キャメロンは、昨年生誕200年を迎えた、英国の写真家。
48歳の時に。娘夫婦にカメラを贈られた事をきっかけに、
主に人物描写を中心とした製作活動を始めた
写真技術が生まれたばかりの当時、写真は記録媒体にしか過ぎなかった。
キャメロンは意図的に焦点をぼかし、ネガに傷をつけ、手作業の痕跡を残すという革新的な手法を使用する事により、
普通ならば失敗のように捉えられることを、美しさとして芸術的な次元に高めようとした
キャメロンの撮った写真の人物たちは、
焦点がぼやけている部分があったり、
斬新な構図の中で、生き生きとせまってくるようだった。
サウス ケンジントン博物館の創設者である、ヘンリー・コール卿に宛てた書簡の中で、
彼女は自らの写真が「コール卿に歓喜の衝撃を与え」、「世界をあっと言わせる」ことを狙っていたと書いていたそうだ。
キャメロンの写真への情熱に、圧倒されてしまう。
彼女のこの言葉にも、感動した。
私の夢は、詩や美しいものに精一杯身を捧げ
真実をまったく犠牲にすることなく理想と現実を組み合わせることで、写真の品位を高め写真にハイ・アートの特徴と有用性をもたらすことです
ジョン ハーシェルへの手紙より



