それでは借地権の疑問を少しずつ解明していきましょう!
借地権とは、建物所有を目的とする地上権または土地の賃借権のことです。
あくまでも「建物の所有」を目的とするので駐車場や資材置き場のみとして使用する場合は借地権とは言いません。
土地の所有者である地主さんが持っている権利を「底地権」といい、その地主さんから建物所有を目的とする土地を借りる権利を「借地権」といいます。
実は、借地権者(借りる側)の方が底地権者(貸す側)よりも力が強いんです![]()
詳細は後述する「借地借家法とは」でご確認してみてください。
全国で借地権割合が決められていて国土交通省のホームページから路線価図を検索すると確認することができます。
こちらの土地の借地割合は60%、底地の割合は40%です。
これを見ても借地権者の割合の方が底地権者(地主さん)よりも高いことが分かります。
それでは実際、「はじめに」でご紹介した練馬区旭町の新築住宅をモデルにご説明していきましょう。
専門用語などの説明は後回しにして、まずは概要をご紹介します。
物件概要
所在地:東京都練馬区旭町3丁目
敷地面積:150.76㎡(45.60坪)
権利:旧法借地権 新規20年契約
借地料(地代):月額25,262円
・・・地主さんにお支払いする賃料です。(この土地の地主さんは大きなお寺さんです)
物件価格5,480万円のうち、建築費がおよそ2,200万円とします。
とすると、差し引き3,280万円は「借地権」という名前の付いた土地の価値といえます。
つまり建物が古くなり価値がなくなっても、借地権といえども土地の価値は残るというイメージです。
敷地面積45.60坪に対し3,280万円なので1坪当たりの単価は約72万円です。
この地域の同等規模の所有権の土地の相場は1坪当たり150万円位なので、所有権価格の半額程度で買えるということになります。
逆に言えば、所有権で同じ規模のものを買おうとすると、
土地価格:1坪150万円×45.60坪=6,480万円 + 建築費用:2,200万円
総額=9,040万円となります。
その差、なんと約3,500万円です‼
9,000万円のお家はなかなか手の届くものではないです・・・
これが借地権だから皆様にも買えるチャンスがあるんです‼
私は「借地権ってなんと有難い権利なんでしょう!」と本気で思っています。
「建物の価値がなくなったら売れないのでは?」
というご質問をよく受けます。
答えは「売れます‼」
もし売りたいと思ったときに、ご予算が総額5,500万円のお客様がいるとします。
建築費が2,200万円かかるので土地にあてるお金は3,300万円です。
所有権だと1坪150万円とすれば22坪程度になります。
古い家が建っている45坪の借地権付き土地が3,100万円で建築費を2,200万円、古家の解体費を200万円だとすれば、これも同じく総額5,500万円となります。
「同じ5,500万円を払うのであれば借地権の方がいいかな・・・」
「むしろ借地権を理解すれば広々とした満足な住宅に住める!」
「駅近の土地は高いから所有権だと手が届かない。借地権だと予算以内で買えるかもしれない!」
と考える人もいますよね。
販売中「うちの実家も同じ地主さんの借地権ですよ」というお客様が必ずいらっしゃいます。
こちらの物件と同様、地域によって大きい地主さんが多く、借地権者も多数いらっしゃいます。
土地には「借地権」と書いていないので外から見ても借地権なのか所有権なのかは区別がつきません。
意外と借地権でお住いになられている方は多いんです。
大丈夫!売れます‼
次回は「地代」についてご説明したいと思います。


