人は幻想的な世界、ファンタジーの時間に惹かれ、
繰り返し思いを馳せる。
それはかつて無制限の創造力を自在に扱っていた、
地球アトラクションを始める前の世界の名残と言えるかもしれない。
地球アトラクションの進行権限や決裁権を持つ
管理体の人格にとっては、未熟で不完全な人間という
能力制限を設定された世界や、その世界から起こる
様々な摩擦の方がファンタジーであり、幻想的な世界。
その不可思議で幻想的な摩擦を味わう体験こそ、
人の中に存在している管理体、本体の意識が
どうしてもやってみたいと願った遊び、
止むに止まれぬ好奇心。
今、全ての可能性が閉ざされるような、
ただ待ち続けることしかできない、
人としての自分、意識からではどうにもできない、
絶望の淵に追い詰められている方は多いかもしれない。
思い通りの調和に溢れる世界を過ごすことよりも、
摩擦の時間の方により価値を感じている本体の意識のために。
今まで何かを得ようと、解決しようと、改めようとすることを通して、
ずっと避け続けてきた、忘れてきた摩擦の痛みや蟠りを、
一つ一つ丁寧に正直に敏感に隅々まで味わい、
摩擦の体験を完了してみませんか?
その体験を無視していると、
いつか強制的に体験させられるような
出来事に巻き込まれるため、その時でも大丈夫。
その過程を経て、蟠りの影響のエネルギーが解けていくにつれて、
管理体、本体の意識としての記憶が蘇り、
苦しみ、悲しみ、悪にしか見えなかった要素が
他ならぬ自分自身の喜びとして映り始める。
傷付く、傷付けられる体験などの人としての意識にとっての
悪の要素すらも歓迎できる意識と世界に、
最早、敵や恐怖は存在しない。
地球アトラクションの元々の目的である、
管理体、本体の意識から物事を見て生きる道へのシフトが始まる。
覚醒の流れが加速する。