先日、マズローの５段階欲求というものを改めて見てみました
マズローの５段階欲求というのは
アブラハム・マズローという方が唱えた欲求段階説のことで
人間の欲求には５段階あり、下位の欲求が満たされると
一つ上の欲求を満たすことを目指すようになるというものです
５段階の欲求というのは下位から順に次のようになっています
１．生理的欲求
２．安全の欲求
３．帰属の欲求
４．自我の欲求
５．自己実現の欲求
生理的欲求というのは水や食べ物、睡眠などの
生きるために必要なものを求める欲求のことです
安全の欲求というのは
命を脅かされることがない環境などを求める欲求のことです
帰属の欲求というのは他人と関わりたい、仲良くしたいなどの
会社、家族、サークル、コミュニティのような、あるグループへ帰属したいという欲求のことです
自我の欲求というのは自分が集団から価値ある存在と認められたいなどの
他人から称賛や尊敬を求める欲求のことです
自己実現の欲求というのは本当にやりたいことをやってみたい、こういう自分になりたいなどの
創造的な活動や自分の成長を求める欲求のことです
マズローの５段階欲求を見て個人的に想ったことがあります
人が自分らしく生きることができない場合
５段階欲求の中の３番目と４番目の欲求が満たされていない可能性があるんだなと思いました
というのも、本当にやりたいことをやってみたいという欲求は
５段階の中の最後の欲求である、自己実現の欲求だからです
僕もトーストマスターズクラブの活動を通して
３番目の帰属の欲求と４番目の自我の欲求が、ある程度満たされるまでは
自分の本当の気持ちが求めていること
つまり、本当にやりたいことをやろうなんて想ってもいませんでした
今、振り返ってみて感じることは
１番目と２番目の欲求は当然として、３番目と４番目の欲求も満たしていないと
日常の生活を楽しむ余裕がないということですね
３番目の欲求が満たされていないと
交友関係や家族関係、恋愛でも良い関係を築けず、孤独を感じることが多いと思うからです
４番目の欲求が満たされていないと
自分の本当の意志とは関係なく、他人から認められようとして何か大きなことをやろうとしたり
家族や友達、異性の人に気に入られようと自分の気持ちを抑えたり
自分の気持ちに嘘をついてしまうからです
日本で生活していれば１番目の生理的欲求と２番目の安全の欲求が
満たされていない人はそんなに多くないと思いますが
３番目と４番目の欲求が満たされていない人は少なくないような気がしました
今の日常生活が全然楽しくないという人は
３番目の帰属の欲求や４番目の自我の欲求が満たされていない可能性があるので
これらの欲求を満たしてみると良いかもしれません
参考までに＾＾