音楽の不思議な力  

音に包まれるはずが、音に働かされた


人財育成プリュクレールの由美子先生、エールンです。

良いところを見つける達人。

エールを送るエールンです!



友人の所属する芦屋交響楽団の定期演奏会へ、

一人で行ってきました。


友人によると、
「3階の中央が一番音がいい」とのこと。

後半は、ブルックナーの交響曲第8番(ハース版)。

なんと80分の大作です。



「長いから、ゆっくり寝に来てね🤣」と言われ、その気満々で座席に座りました。


結果はまったく逆で、眠るどころか思考がどんどん冴えわたるという経験をしました。

音楽というとリラックス作用のイメージがありますが、
脳科学的には “脳を活性化する力” もとても強いのだそうです。

ブルックナーのように、
ゆっくりで反復があり、深い響きの音楽は、
・内省をつかさどるDMN(デフォルトモードネットワーク)が活性化
・α波が出て「リラックス+集中」状態に
・思考の整理が勝手に進む
・未来の計画や仕事のアイデアが浮かぶ

といった 脳の深い領域 が働くらしく、

普段は“音楽に包まれる”感覚を味わいに行くのですが、
この日は「音楽に思考を引っ張り出される」ような不思議な体験でした。

ではと、家でもブルックナーを聴いてみたのですが、なかなか同じ状態にはなりません。

やはり、
一人で暗い照明の中、
他にタスクもなく音楽に身を置くという
非日常の環境そのものが、内省モードをつくっていたのでしょう。

家にいると、
スマホ、お茶、猫が来る🐈‍⬛……

など、どうしても中断されてしまいます。


  猫秘書中…ありがとうございます🐈‍⬛



でも、10分だけ環境を整えるなら、
コンサート会場でのあの“強制没入モード”に少し近づけるのかもしれません。

今度やってみよう。


と、思うのは脳がスッキリした体験をしたから。

再現したくなるんですね。

瞑想に近いのかな。



大きなコントラバスを操る彼女の美しい動きや、
遠目に見るオーケストラ全体の、指揮者によって巻き起こる波のような連動も、

ホールならではの特別な体験なのだと、改めて感じました。



人財育成プリュクレール

プリュクレール代表 石井由美子(エールン)


元JALCA、人財育成講師、企業文化コンサルタント


「人の成長が組織の未来を創る」

「働く時間を安心安全、しあわせに」


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