万博生まれのナウルくん

「心の綺麗な人にだけ見える展示」

こんにちは、人財育成プリュクレールのエールンです。

 コモンズB館ナウル共和国の物語


先日、アテンダントのフォローアップ研修を終えた後、コモンズB館に立ち寄りました。

ここは世界各国の小さなパビリオンが並び、それぞれの個性が光る人気のエリアです。


その中で目を引いたのは、ナウル共和国🇳🇷のブース。

そこで来場者と一緒に写真を撮っていたのが、公式ゆるキャラ 「ナウルくん」 でした。




手作りで、裏にはテープなどのつぎはぎが。





 「虚無展示」から始まったストーリー



2025年4月の開幕当初、ナウル共和国のパビリオン中央にあったのは――白い円柱の台座だけでした。

展示物が間に合わず、SNSでは「虚無展示」として話題になったそうです。


そこでナウル共和国の公式Xが発した一言


「心の綺麗な人には展示が見えるはず」


このユーモラスな投稿が拡散し、逆に「見に行きたい」と注目を集める結果となったのです。





 万博の現場で生まれたナウルくん



展示物が届かない状況の中、担当者が会期中に生み出したのが ナウルくんだそうです。

そのフォルムは、空から見たナウル共和国の島の形です。


やがて、来場者が手作りのナウルくんを持ち寄り、展示物に紛れ大小さまざまなナウルくんが並ぶようになりました。








みんな来場者の手作りです


素材も形もバラバラですが、

どれも温かさにあふれ、まるで小さな宝探しをしているようです。


ナウルくんを通して、「自分も万博の一部になれた」と感じた来場者も多かったのではないでしょうか。





 ナウルくんグッズ展開



ナウルくんは「ナウル屋」という公式ショップでグッズ展開も始まりました。


  • 記念Tシャツ(シンプルで普段使いできるデザイン)
  • 合格祈願ストラップ(挑戦を応援してくれるお守り)
  • 缶バッジやトートバッグ、マグネット、ステッカーなど





ビジネスマーケティングの視点で見ると



ナウルくんの物語は、ただの微笑ましい出来事にとどまりません。

ビジネスにおけるマーケティングのヒントが凝縮されています。


  1. 不足を魅力に転換する
     展示物が間に合わないという弱みを、「心の綺麗な人には何かが見える」というメッセージで話題に変えました。ここがすごいですよね。
  2. 顧客参加型で育てる
     来場者自身が手作り作品を飾れる仕掛けが、万博への参加感を高め、ナウル共和国への親しみに繋がりました。
  3. 小さくても共感で広がる
     国の規模や予算の大小に関係なく、ストーリーが人の心を動かしました。
  4. 体験を持ち帰らせる工夫
     グッズ展開によって、来場者は「思い出」を日常に持ち帰り続けることができました。また、グッズが可愛い‼︎



 つまり、ナウルくんは 「小さくても大きなインパクトを生み出せる」マーケティングの成功例 ですね。





万博閉幕後、ナウルくんがどうなるかはまだわかりません。

万博生まれのナウルくん。

これからもどんな形で愛され、語り継がれていくのか興味深いです。

ずっと育っていくといいな‼︎