10/13閉ミャク‼︎
万博ならではの価値 ー 知らなかった国との出会い
2025年大阪・関西万博には、158の国・地域と7つの国際機関が参加しています。
ゲートに並ぶたくさんの国旗を見ると、これは万博でしかあり得ないなといつも思います。
日本で開催される万博としては過去最大規模であり、まさに世界中の文化や価値観が一堂に会する場です。
昨日も万博でのアテンダントフォローアップ研修を終えた後、二つの海外パビリオンに立ち寄りました。
ひとつはサウジアラビア館、もう一つはセネガル館です。
サウジアラビア館
サウジアラビアは2030年の万博開催国です。
(2030年10月1日〜2031年3月31日、リヤド)
入り口では、民族衣装をまとった方々の演奏から始まりました。
見たことがない楽器の音色に、一気に異国へワープ!!
でも、どこか懐かしいような気もするんですね。
異国情緒あふれる演奏
高い建物を吹き抜ける風 暑さの万博会場のなか、少し涼しい。ここは草原!?砂漠!?
近年、サウジアラビアは国家改革「Vision 2030」を掲げ、石油依存からの脱却をめざしています。
観光やエンターテインメント産業を育成し、未来都市開発や文化プロジェクトにも注力。
たとえば、世界遺産アルウラの大規模保存・観光計画や観光ビザの解禁など、
かつて閉ざされた印象の強かった国が「開かれた観光地」へと変わりつつあります。
2030年のリヤド万博は、まさにその変革を象徴する舞台となるでしょう。
2030年。わたしは何しているかなぁ。
考えたこともなかった国ですが、行ってみたい気持ちになりました![]()
セネガル館
アフリカ大陸の最西端に位置するセネガル共和国。
首都ダカールは「パリ・ダカール・ラリー」のゴール地としても知られています。
主要産業は農業・漁業・観光で、
特に有名なのがピンク色の湖として知られるピンクレイク(レトバ湖)。
塩分濃度の高い湖で、太陽光と藻の働きによって湖面がピンク色に染まる不思議な景観は観光客に人気だそうです。
一方で、この国には奴隷貿易という深い歴史の痛みも刻まれています。
沖合のゴレ島は、当時アフリカ西岸の奴隷貿易拠点のひとつで、世界遺産になっています。
この島からアメリカ大陸へ運ばれた人数は1500万人から2000万人規模」と言われ、
象徴的な「記憶の場」として今日まで受け継がれています。
さらに、外国による支配だけでなく、奴隷貿易に国王や商人が加担していたことは、
「歴史的責任」も問われる要因であり、学校教育や公的施設で負の遺産として語り継がれています。
現在のゴレ島はユネスコ世界遺産に登録され、「奴隷の家(Maison des Esclaves)」は
多くの人々が訪れる追悼と学びの場となっています。
セネガルには「テランガ=おもてなし」という国民性があるそうです。
単なる礼儀ではなく、困っている人を助けたり、旅人を地域社会の一員として温かく迎え入れる心を表していて、
この気風は国民性として誇りを持って受け継がれているそうです。
やっぱり行ってみたくなります!![]()
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万博会場のあちこちにオブジェがあります
万博で得られるもの
万博では異国の文化の魅力に触れると同時に、
歴史の重さや人類共通の課題について考えるきっかけを与えてくれます。
万博のテーマ「いのち輝く未来社会」は、「知らなかった国を知ること」でもある
とあらためて感じました。
閉幕(ヘイミャク)は10月13日です。
是非、行ってみて下さいね!
プリュクレールについて
プリュクレール代表 石井由美子
元国際線CA、人財育成研修講師・ヒューマンスキルコンサルタント
「人の成長が組織の成長をつくる」
「働く時間を安心安全・幸せなものに」
プリュクレールは「輝きをプラスする」という思いを込めて、企業や組織の持続可能性をサポートします。
カスタマイズされた少人数の研修を得意とし、とくに中小企業を応援します。
「印象改善による社員のモチベーションアップ、顧客満足度アップ」の研修をご提供し、
そのことを通じて企業文化の醸成のお手伝いをします。
プリュクレールの研修はこんな方々におすすめです:
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社員の成長と定着を促進したい方
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顧客満足度を向上させたい企業
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中小企業で独自性を生かした人財育成を考えている方
人財が定着し成長するには、自己肯定感や自己成長を感じられる職場であることが大切です。
職場で過ごす人生の貴重な時間が幸せであり、「ここが自分の居場所だ」と感じられる環境づくりを、ぜひ一緒に考えましょう。
どうぞお気軽にご相談ください。
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