Z世代のインターンシップ発表から感じたこと
こんにちは。人財育成研修プリュクレールの由美子先生です。
ホテル学科の学生たちのインターンシップ実習後の発表会に参加しました。クリスマスやお正月を挟みながら、約1か月頑張ってきました。
Z世代は「慎重で挑戦を避けがち」といった特徴が語られることが多いですが、実際に彼らの話を聞いていると、「これまでの若者と変わらないのでは?」と思います。
これは、私が他の大学でキャリアカウンセリングをしているときにもよく感じることです。
もちろん、どちらにもZ世代らしい「現実的な視点を持ち、やるべきことを率直にやる」姿勢は見られます。
しかし、インターンシップを通じて学び、仕事の楽しさやプロ意識を身につけていく様子は、どの時代の若者とも共通していると感じました。
そして、それらは、わたしにも瑞々しい刺激と楽しさを伝えてくれました!
現場で気づき、自己成長を感じた学生たち
学生たちの発表の中で、特に印象に残ったのは「自己成長を感じた」という言葉でした。
- 「常に緊張感を持つことがプロの世界」
- 「自信がついたら仕事が楽しくなった」
- 「いろいろな対応や話ができるために、今後は自分なら選ばないカテゴリーの本を読む」
- 「お客様の様子をよく見ることで、大変さを楽しむことができた」
- 「料理の説明は相手に合わせて自分なりに工夫した」
- 「英語だけでなく、中国語やインド語も学びたい」
- 「一切妥協しないことがプロのプランナー」
- 「他部署との正確な引き継ぎが大切」
どの言葉も、「現場での経験が学びにつながり、成長を実感した」ことを表しています。
特に「自信がついたら仕事が楽しくなった」という言葉は、仕事に対するポジティブな成長を感じさせ、聞いていて嬉しくなりました。
「Z世代らしさ」とは?
Z世代は「デジタル活用」「フィードバックを求める」「ワークライフバランスへの関心が高い」などの特徴があると言われますが、今回の発表では、そうした要素はあまり前面には出てきませんでした。
実際に働き始めるとまた違うのでしょうが、
むしろ、彼らが語っていたのは、
・「現場だからこそ気づいたこと」
・「失敗を認めることで学べたこと」
・「プロ意識を持つことの大切さ」
といった、どの時代の若者にも共通する成長のプロセスでした。
「Z世代だから特別」なのではなく、「若者は変わらず、経験を通じて成長するという普遍的な姿」がそこにあったのではないかと思います。
変わったのは受け入れる環境?
ここからは私の推測ですが、インターンシップを指導する先輩たちも変わってきているのかもしれません。
皆さんの職場ではどうでしょうか?
例えば…
・昔は「厳しく鍛える」ことが当たり前だったが、今は「学びやすい環境を作る」ことを重視
・細かい指示よりも、実際の経験を通じて学ばせるスタイルが増えている
・一方的に教えるのではなく、対話しながら成長を促す
こうした変化が、今回の学生たちの「素直な学び」により繋がっているのかもしれません。
インターンシップの指導をする先輩社員も、Z世代である可能性も高いと思います。
かつてのように「厳しく指導される」ことが当たり前だった時代とは違い、寄り添いながら指導するスタイルが主流になってきているのかもしれませんね。
若者は、これからも変わらず成長する
今回の発表を聞いて感じたのは、「若者は変わらない」 ということ。
どの世代でも、新しい環境に入り、試行錯誤しながら成長し、やりがいを見つけていくプロセスは普遍的なのではないでしょうか。
皆さんは、Z世代の若者についてどう感じていますか?
ぜひ、ご意見をお聞かせください!
プリュクレールについて
プリュクレール代表 石井由美子
元国際線CA、人財育成研修講師・ビジネスコーディネーター
「人の成長が組織の成長をつくる」
「働く時間を幸せなものに」
プリュクレールは「輝きをプラスする」という思いを込めて、企業や組織の持続可能性をサポートします。
カスタマイズされた少人数の研修を得意とし、とくに中小企業を応援します。
「印象改善による社員のモチベーションアップ、顧客満足度アップ」の研修をご提供し、そのことを通じて企業文化の醸成のお手伝いをします。
プリュクレールの研修はこんな方々におすすめです
- 若手社員の成長と定着を促進したい方
- 顧客満足度を向上させたい企業
- 中小企業で独自性を生かした人財育成を考えている方
職場で過ごす人生の貴重な時間が幸せであり、「ここが自分の居場所だ」と感じられる環境づくりを、ぜひ一緒に考えましょう。
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