こんにちは。人財育成研修プリュクレールの由美子先生です。

 

最近、神戸市の踏切内で中国人の若い女性二人が事故に遭うというニュースが報じられ、本当にお気の毒で胸が痛くなりました。

 

この踏切は渡った先に広いスペースがなく、車道が接近しており、目の前には横断歩道が続く危険な構造になっています。

事故は目の前を走る車を避け、遮断機の手前(踏切内)で信号待ちをしたことが原因ではないかと言われています。

 

TV番組のインタビューでは、地元の方はこの危険性を認識し、利用を避ける習慣を持っていたと聞きました。

 

 

地域の人の「あたりまえ」は他の人のリスクになり得る

 

地元の人や日本人には「あたりまえ」に避けられるリスクでも、外国人にとってはそうではないことがあります。

 

この事故を防ぐには何が必要だったのかを考えると、

「ユニバーサルデザイン」の重要性が浮かび上がります。

 

 

 

ユニバーサルデザインとは?

 

ユニバーサルデザインとは、年齢や国籍、障がいなどの身体的条件に関わらず、すべての人が使いやすい製品や環境、サービスを設計する考え方を指します。

 

具体的には、多言語表示、直感的なデザイン、アクセシブル(すべての人が利用しやすい)な施設設計などを含みます。つまり、ユニバーサルデザインとは、誰もが安心して利用できる仕組みを作ることを目的としています。

 

 

たとえば、非常口にある「逃げろ」のピクトグラムは、言語を超えて、誰にでもわかりやすいユニバーサルデザインのひとつの例です。

 

       世界中で採用されているピクトグラムです

 

 

なぜ事故は防げなかったのか

 

今回の踏切の事件はなぜ起こったのか。

そもそも危険な構造であり、排除すべきではあるのですが、どうしたら防げたでしょう。皆さんはどう思われますか?

 

 

多言語案内

踏切周辺に日本語以外の案内が少なく、観光客には危険性が直感的に伝わらなかった可能性があります。

 

英語、中国語、韓国語などの多言語案内を増やし、直感的に「危険」であることを明確に示す看板やピクトグラムを設置が望まれます。

 

 

視覚的警告

遮断機や警報音が、緊急性を観光客に伝えるには不十分で目の前の車から身を守るために気を取られ、踏切内で立ち止まる選択をしてしまったのかもしれません。

 

難しいかもしれませんが、GPSやAIで、危険が迫ったときの警告が発信できるシステムがあればと思います。

 

 

"暗黙の知識" 危険は「あたりまえ」と慣れないこと

地域住民は危険な踏切として避けるべき場所だと認識していましたが、それが外部から来た観光客には伝わらなかったことも事故の一つの要因です。

 

これまで、海外の旅行者が来られることは予想もしていなかったかもしれませんが、今後は各地で同様なことが起こるかもしれません。

 

この踏切の件に限らず、地域住民のためにも危険な区域・場所などを洗い出し、事故の可能性をつぶす、また多言語で発信する意識を持ちたいと思います。

 

 

大阪・関西万博 増えるインバウンド

 

大阪・関西万博には、世界中から多くの観光客が訪れることが予想され、全国の自治体が観光資源の魅力を発信し、誘致しています。

 

日本人や地元の人々には「あたりまえ」とされることが、外国人には未知であり、危険に繋がる可能性があることを意識したいと思います。

 

インバウンド需要が高まる中、私たち一人ひとりが「安全は誰にとっても当たり前であるべき」という意識を持ち、ユニバーサルな社会づくりができればと思います。

 

 

 

プリュクレールについて

 

プリュクレール代表  石井由美子
元国際線CA、人財育成研修講師・ビジネスコーディネーター

 

「人の成長が組織の未来をつくる」
「働く時間を幸せなものに」

 

プリュクレールは「輝きをプラスする」という思いを込めて、企業や組織の持続可能性をサポートします。

 


カスタマイズされた少人数の研修を得意とし、とくに中小企業を応援します。「印象改善による社員のモチベーションアップ、顧客満足度アップ」「コミュニケーション」「リーダーシップ」の研修をご提供し、そのことを通じて企業文化醸成のお手伝いをします。

プリュクレールの研修はこんな方々におすすめです

  • 若手社員の成長と定着を促進したい組織

  • 顧客満足度を向上させたい企業

  • 独自性を生かした接遇文化の醸成を考えている企業

  • クレームやカスタマーハラスメントを防ぎたい組織

 

人財が定着し成長するには、自己肯定感や自己成長を感じられる職場であることが大切です。
職場で過ごす人生の貴重な時間が幸せであり、「ここが自分の居場所だ」と感じられる環境づくりを、ぜひ一緒に考えましょう。

 

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