こんにちは。人財育成研修プリュクレールの由美子先生です。
年末のご挨拶は、1年の感謝を伝え、来年につながる信頼関係を築く貴重な機会ですね。
今回は、先日見かけた「惜しい!」カレンダー配りのエピソードからお話しします。
カレンダー配りが逆効果に・・・

あるクライエント様を訪れていた際、銀行の方が訪問されました。
受付の方が「お約束でしょうか?」と尋ねると、その方は「カレンダーをお持ちしたので」と答え、慌ただしく帰られました。
本当にバタバタ・・・!という印象でした。
その様子を見ていた社員の方は、
「少し失礼だと思う。軽く見られているように感じる」と声があがりました![]()
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その銀行の方には悪気はなかったはずです。
次の予定も詰まっていたことでしょう。
でも、結果的には「カレンダーを配る」という作業が目的化してしまい、本来の目的である「感謝の気持ちを伝える」ことができませんでした。
・・・なんとも残念!
1分でできる!好感度アップの挨拶
年末のご挨拶の目的は、勿論カレンダーを渡すことではなく、感謝の気持ちを伝え、「来年もよろしくお願いします」という思いを相手に伝えることです。
そのために、以下の4つのポイントを押さえましょう。
1. 姿勢と態度
玄関に入る前に深呼吸!
どんなに忙しくても、気持ちを整えてから訪問しましょう。相手にしっかり向き合い、目を見て話すことが大切です。
「ながら動作」や急いでいる振る舞いは避け、落ち着いた雰囲気を心がけます。
2. 丁寧な言葉遣いと笑顔
しっかりと目を見て、笑顔でご挨拶をしましょう。
例えば、
「お忙しい中、失礼いたします。〇〇の山田と申します。年末のご挨拶に参りました。本年中は大変お世話になりました。カレンダーをお持ちしました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。」
お互い忙しい時期ですから、短く、きっちり、心を込めて!
3. 相手を尊重する聞く姿勢
相手が何かを言おうとしている時は、しっかりと耳を傾けます。そわそわせず、落ち着いて丁寧に聞きましょう。
4. 最後の締めくくり
「ありがとうございます。お邪魔いたしました」と深くお辞儀をし、顔を上げたら、もう一度相手の目を見て笑顔を向けましょう。
相手を見ないで、さっと立ち去ると「慌ただしい」印象を与えてしまいます。
すがすがしい挨拶で来年もご縁をつなごう!
挨拶にかかる時間は、ほんの1分程度。
それでも、その1分の集中で相手に与える印象は大きく変わります。
このとき、社員の方からは「彼を教育してあげてほしい」との声がありました。あたりまえのことのようですが、小さな行動の積み重ねは大切ですね。
これに限らず、本来の意味を失って行動することはありがちですね。わたしも気をつけようと思いました。
忙しい年末だからこそ、ひとつひとつの挨拶に心を込め、来年へとつながる信頼関係を深めていきましょう。
プリュクレール
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プリュクレールは「輝きをプラスする」という思いを込めて、企業や組織の持続可能性をサポートします。
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プリュクレール代表 石井由美子
元航空会社CA。人財育成研修講師・コンサルタントとして11年目となります。


