こんにちは。人財育成研修プリュクレールの由美子先生です。
皆さんは宇宙に興味はありますか?
明石天文科学館
先日、明石天文科学館に行ってきました。
プラネタリウムのテーマが毎月変わるのですが、今回は「宇宙の旅人 / ほうき星」でした。
紫金山・アトラス彗星が10月12日に地球に最も近づいたそうです。見えた方はいらっしゃるでしょうか?
我が家からは星の10個も見えず・・・![]()
宇宙の果てまでの旅
誰しも一度は、「宇宙はどこまで続くのだろう?」と、考えたことがあるのではないでしょうか。
天文科学館の展示室では、明石市の現在地点から、宇宙の果てまで行って、また地球に折り返してくるという3分間の映像を観ることができます。
ちょっと想像なさってみてください。
わたしと宇宙をプチトリップしましょう。
The end of the universe
日本列島が小さくなり、地球から月へ・・・
さらにその先へ・・・
どんどん俯瞰していくと、まるで自分の身体が宙に浮かぶような感覚になります。
土星が見える頃には、地球は遙か彼方に消え去り、
太陽も遠く小さくなると、寂しささえ感じます。
太陽系全体が小さく縮み、やがて渦巻く天の川銀河に飲み込まれていきます。
そして、その壮大な銀河も遠ざかり、同じように渦巻く無数の銀河の一つにすぎなくなります。
暗い宇宙の中で、小さな銀河群が宝石のように華やかに漂います。
そして、ついに一番遠くにある宇宙の果てに辿り着きます。
それは135億光年先。宇宙の始まりの姿を観ます。
そこには数え切れないほどの銀河が存在し、輝いています。
これは、私たちが観測できる最古の光が届いた距離だそうです。
そこから映像は一気に逆行し、猛スピードで地球へ戻ってきます。ついに明石市まで帰って、無事生還となります。
3分間ほどの短い映像ですが、立ちくらみするような感覚になります![]()
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宇宙はあまりに壮大で、見慣れた空の果てにあることが嘘のようです。
それなのに、なぜか懐かしい気持ちで一杯になります。
この果てしない宇宙の時間の流れに比べると、人の命は短い一瞬の瞬きのように感じられます。
無力感と同時に、どんな悩みも小さく感じられ、なんだか心がふっと軽くなります。
肩から力が抜けるような晴れやかさすらも、感じてしまいます。
だから、時々、宇宙のことを考えるのが好きなのかもしれません。
1秒という刻(とき)
天文科学館では「1秒間に何が起こるか」という美しい映像も上映されています。
猫の心拍数は2.5回
人の心拍数は1回
象の心拍数は0.5回
ハチドリは80回羽ばたく
44人の新しい命が生まれる
ミツバチは200回羽ばたく
世界中の人が13万リットルの水を飲んでいる
カタツムリは1.6mm進む
赤ちゃんはハイハイで27cm進む
プラスチックが95トン廃棄される
森林が9,417㎡消失している
トイレットペーパーが13km消費されている
ビールが5,926リットル飲まれる
月が地球から0.95nm遠ざかる
太陽系が220km進む
銀河系が600km進む
アマゾンが3,822万リットルの二酸化炭素を吸収する
太陽が430万トン軽くなる
光が30万km進む・・・・
135億光年という途方もない距離と時間と
たった1秒・・・
対照的な時間ですが、どちらも息づいています。
1秒の間でも私たちも世界も動いている。進んでいる。
と思うと、これもまた、ほっとする気持ちになります。
1秒息を吸い、1秒吐く。
その繰り返しが、私たちの命をつなぐ。
135億光年という壮大な時間は圧倒されますが、同時に何か解放されるようなやさしい気持ちになります。
そして1秒という短い時間もまた、命や優しさを感じさせてくれます。
皆さんはいかがでしたか。
時間の旅にお付き合いいただいき、ありがとうございます。
見えなくても、昼間もあなたの周りには、宇宙が遠く果てまで広がっています。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
プリュクレール PlusClair
石井由美子
プリュクレール代表
航空会社のCAを経て、
人財育成研修講師・コンサルタントとして11年目。
「人の成長が組織の成長をつくる」
「働く時間を幸せなものに」
プリュクレールは「輝きをプラスする」という思いを込めて、企業や組織の持続可能性をサポートします。
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