JAMOIソーシャルマナー3級認定講座


自己分析と印象力アップ

①9月4日 10時~13時
サロンプリュクレール

(神戸市北区)
受講費 3000円 税別
認定書発行費(任意) 1500円 税別


JAMOIソーシャルマナー2級認定講座

②9月20日 10時~16時

兵庫県中央労働センター

受講費 15000 円 (税別) テキスト1500円(税込)

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JAMOI ソーシャルマナー  



人生ときめくマナーレシピ

ときめくマナー講師 ゆみこ先生こと石井由美子です。



すごく爽やかな出来事があったのでお聞きくださいニコニコ


近所の緑道を家路に向かっていると、一匹の柴犬を連れた高校生男子がふたり。

ひとりが声をかけてきました。


「この犬、どこの犬か知りませんか?」


見ると、ちょっぴり年をとっている感じの柴犬は、首輪をつけていません。


首輪をつけていたような形跡はあります。

家を抜け出してきたのでしょうか。



緑道をどんどん車道へ登っていこうとする犬を止まらせるように言って、リードを取りにわたしは大急ぎで家に戻りました。





空模様が崩れ、突然雷雨となり、洗濯物がちらりと頭をかすめましたが、とにかくリードと犬をおびき寄せるビスケットと、男子用の傘を1本もって緑道へとまたダッシュ。



彼らは 「どうしよう。警察に届けようか?」と言ったのですが、


警察⇒ 保健所に連れて行かれる ⇒殺処分


の構図が浮かんだわたしは躊躇しました。


「犬について歩いていたら、犬が家に連れて行ってくれるかも」と一人が言い、

「じゃ、ずっと付いて歩くの?」と私が言い、


「何時間かかるか、わからないよね」と言いながら、わたしは犬が私たちを家まで案内する光景を想像しました。



「近くの八百屋さんならなにか知っているかもしれない」と男子が言うので、そのお店の方がドッグトレーナーをしていらっしゃるのを思い出し、ワンコとともに三人で歩いていきました。



わたしも傘をさしていたし、持っていった1本の傘を男子二人に使ってもらっていたのに、なぜか三人ともすっかりずぶ濡れでした。



家に帰るところだったという男子ふたりは あくまで明るく、「こんな体験はじめてだ」といい、笑っていました。



急な雨は、また急に止み、傘を返そうとした男子に、もうひとりが


「おまえ、もうしばらく持っとけ」 と言い、渡しかけた彼は、すぐに了解し頷いていました。



わたしは犬のリードを持ち、傘を持ち、バッグを持っていたのです。


ふたりとも気遣いができるなぁと思いました。



トレーナーさんは警察に電話し、警察が来るまで保護してくださることになりました。

また、警察に渡しても保健所に連れて行かれないと説明を受けました。


飼い主がみつかっても、みつからなくても、わたしに連絡をくださるそうです。


そうですよね。

わたしが飼い主でもすぐに警察に問い合わせをするでしょう。


でもその先はどうなるのでしょう・・・






暑い中、見ると、ふたりの顔は真っ赤になっていました。


自販機で飲み物を買ってあげることにしました。


最初は遠慮していましたが、すぐに「いただきます」と笑顔で、自販機からカルピスとカルピスソーダを買っていました。



「さようなら、ありがとうございました」と、傘を手渡し、手を振りながら帰っていくふたりに、わたしも「気をつけてね」と手を振りました。


わたしもカルピスソーダを1本買って、すぐに飲み干しました。



40分ほどの出来事だったかと思います。


心に温かいものが残り、いい子達だなぁと思いました。


親御さんがしっかりと愛情を持って育てられたのでしょう。

わたしは子供がいませんが、あんなお子さんがいらっしゃるのは幸せだなと思いました。


洗濯物をもう一度洗いながら、楽しい気持ちになっていました。



あのワンコはどうしているかな?


随分と喉が渇いていた様子で、男子たちがコンビニのビニール袋にいれた水をたくさん飲んだそうです。


「鼻に白い線の筋が入っているのは、年をとって色素が落ちているからなんです」


と男子の一人が説明してくれました。


わたしは犬の顔をぐぐっと覗き込みました。

おとなしいワンコでした。



連絡を待っているわたしです。