松坂大輔投手のピッチングフォームについて | 名古屋の治療院×ジム【アスリートのためのトレーナールーム】プラストレーナーズのブログ

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治療院とスポーツジムで別々に行われていたリハビリやストレッチなどコンディショニングと体幹や肩甲骨、股関節を中心に鍛えるトレーニングをリハビリのプロである理学療法士とトレーニングのプロであるトレーナーがサポートします。

あの「平成の怪物」松坂大輔投手が中日ドラゴンズに入団してくれたことは、この上ない楽しみなわけですが、

 

以前から気になっていた松坂大輔投手のピッチングフォームについて、トレーナーとしての個人的な印象とその原因と考えられるポイントを書いていきます。

 

直接お会いしてチェックしたりしたわけではないので100%推察です!

 

しかし、多くの記者の方々や専門家の方がいろいろ問題点を指摘しているのですが、どうも釈然としないところがあるので。

 

 

 

では、

私が気になっている松坂投手のピッチングフォームのポイントは以下の2点です。

 

 

 

☆リリースポイント

→前すぎる

 

☆体重移動

→不十分(に見える)

 

 

 

まず、リリースポイントについてですが、今の松坂投手のリリースポイントは前過ぎます。

よく「もっと前でリリースしないと」と言われますが、逆に前過ぎるのです。

 

 

 

リリースの瞬間を横から撮影した写真を松坂投手と他のオーバースローの投手を比べてみるとすぐに分かると思いますが

 

松坂投手のリリースポイントは「上半身の軸より前」で、他の投手は「上半身の軸より後ろ」でリリースしているのではないでしょうか。

 

 

ややこしくなりますが、

リリースポイントは「空間的には」より前の方が良いのですが、上半身とリリースポイントの位置関係を考えると後ろでないといけません。

 

 

 

そうでないと(松坂投手のように前にしてしまうと)いわゆる『しなり』が生み出す力、『胸の張り』が生み出す力をボールに伝えられず投げることになります。

 

 

 

「リリースポイントは(上半身の軸より)後ろ」の方が速く強いボールが投げられますし、ほとんどの投手はそうやって投げています。

 

 

 

 

次に体重移動についてです。

 

セットポジションでもワインドアップでも同じなのですが、ステップ足をあげてヒップファーストで体重移動する際に、上半身の軸がセカンド方向に傾き過ぎています。

 

恐らく、突っ込まないようにする意識が強いのと左肩の開きを抑えたいという意識が強すぎるのでしょう。

 

その結果

リリースポイントが空間的に前に持っていけず突っ立ったままリリースしているように見えてしまうのです。

 

先ほどは「前過ぎる」と書きましたが前過ぎるのは上半身の軸に対してであり、空間的には後ろ過ぎます。

 

 

 

よく股関節の硬さなども言われていますが、骨盤の前傾具合やフォロースルーなどその他の動きを見るとそこまで硬さはなく、股関節が原因でこのようなフォームになるとは考えにくいです。

 

 

 

 

 

ではなぜ、

このようなフォームになってしまっているのでしょうか。

 

このようなフォームになってしまっているというよりは、松坂投手がこのフォームを選んでいるのだと思います。

 

 

 

なぜなら

肩が痛いから。

 

 

 

つまり、

今のフォームは肩に痛みを感じずに(痛くても最小限で)投げられるフォームなのです。

 

 

今でも痛みがあるのか、痛かったときの癖が抜けきらないのか、痛みが出る怖さからそうなってしまっているのかは分かりませんが、今のフォームが今の松坂投手にとっては痛みなく(不安がなく、少なく)投げることができるフォームなのだと思います。

 

 

 

 

 

松坂投手はレッドソックス時代から今のようなピッチングフォームに変化してきていますから、その当時から痛みを抱えながら耐えながら投げていたのでしょう。

 

それであのパフォーマンス、あの結果ですから、やはり平成の怪物ですね。

 

 

 

 

 

さて、今のフォームが肩が痛みにくい理由ですが、まずリリースポイントが上半身の軸より前である点について。

 

実際にこの形を作ってみると分かりやすいと思いますが、リリースのタイミングで手の位置が上半身の軸より前ということは、肩を動かす範囲が少なくて済みます。(頭の後ろまでバンザイするか前で止めるか)

 

 

また、しなり(最大外旋位:MER)の動作は肩にとって「外旋」という後ろに捻る動きが必要となるのですが、この外旋を行う際に『肘が体の前』で行うのと『肘が体の後ろ』で行うのでは肩への負担が全く違います。

 

肘が体の後ろで外旋を行う(水平伸展・外旋)のは肩に非常に負担が大きく、過度に行えば肩を痛める原因となる動作でもあります。

 

しかし、強く速いボールを投げるためのピッチングフォームとしては必要な動作であり、体の前で外旋位を作っても胸は張れずに肘を突き出す形となり強いボールは投げられません。

松坂投手のフォームを見ても、かなり肘を突き出す形となってしまっています。

 

 

つまり、

本来は腕が体の後ろにある形でしなりを作りたいのですが、その姿勢は肩が痛むために肘を突き出してリリースポイントを体より前にすることで痛みを回避しているのだと思います。

 

 

 

そしてそこから加速してリリースすることで球速を求めているのです。

 

本来は肘が出てこずに胸の張りとしなりで力を発揮してボールに伝えるものが、それが出来ないので本来の球速やキレに程遠いのは致し方無いでしょう。

 

 

そして肘を出してから加速させるには、肘を出すまでは出来るだけ後ろ(軸足側)に体重を残しておく必要があります。

 

 

 

体幹軸をセカンド方向に傾けてテイクバックをとる方法は、右腕が体から離れにくく負担の少ないテイクバックが可能になるのも松坂投手にとってはメリットなのでしょう。

 

 

 

 

左肩を閉じる意識も同様に、肩が開いてしまえば肘が出てきませんし、テイクバックのタイミングでも負担のかかる形(水平伸展位)になりやすいので、どこまでも肩の開きは抑えてこなければいけません。

 

 

 

軸足に体重が残りすぎ体重移動が不十分に見えてしまうのは

 

「肘を出して体より前でリリースするため」

「左肩を開かずにテイクバックで負担がかから無いようにしているため」

「肘を出してから加速させるため」

 

だと考えられます。

 

 

 

 

すべての問題は『肩関節の痛み』痛くないとすれば『恐怖心』で、そこが解決すれば平成の怪物のリベンジが見られると思います爆  笑

 

ですので、ピッチングフォームをあれこれと修正する前に、肩の機能を改善し痛みや違和感なく、不安なく投げられるようにすることが大切です。

 

とはいえ、長い期間、肩に痛みを抱えたままピッチングし、手術もしていますので恐怖心なく投げることはそう簡単ではないかもしれません。。。

 

 

 

以上、中日ドラゴンズ松坂大輔投手のピッチングフォームについて、いちトレーナーとして勝手に考えていることを書いてみました。完全に私見ですので、悪しからず。

 

松坂大輔投手の活躍を心から期待しています!!

 

プラストレーナーズ

伊藤孝信

 

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